大会初日の第1試合は10時から女子団体が行われた。日本はスペインと対戦。スペインには中国からの帰化選手が2人いて、あなどれないチームだ。
1番に登場した福原は、ラミレスに快勝。初戦の1番という大役だが堅くならず、緊張感とリラックスのバランスのとれた精神状態で、全日本選手権大会のような攻撃的なプレーでラミレスを一蹴した。
2番の石川は、シェン・ヤンフェイと対戦。シェン・ヤンフェイは北京オリンピックの日本戦で勝ち星をあげるなど日本選手に強く、この試合でも石川を3対2で下した。
石川はゲームカウントを0対2とあとがない場面から、それまでの早い攻撃からループドライブなど遅いボールを使って2対2としたが、最終ゲームは離されて6対10とマッチポイントを握られる。ここから3連続得点して追い上げたが、そこで力尽きた。
3番の平野は、元インターハイチャンピオンの経歴を持つ朱芳と対戦し、3対1で勝利。2ゲーム目以降は競り合いになったが、4ゲーム目を4対8から逆転し、ジュースになって最後はエッジボールで決まった。
4番の石川はラミレスにストレート勝ち。日本は大事な初戦を制し、17時からのセルビア戦に備える。