13時から行われた男子団体。
日本は強豪サムソノフ擁するベラルーシと対戦。ベラルーシにはサムソノフのほかにぶつ切りカットのシェチニンがいて、大物食いのこの選手も嫌な存在だ。日本のオーダーは、1番が水谷、2番が松平賢二、3番が岸川。丹羽の起用を控え、カット打ちを得意とする松平を使った。
1番は事実上のエース対決となった水谷対サムソノフ。世界トップレベルのラリーの応酬が随所に見られる好試合になったが、世界でも水谷だけが使うナックル性のドライブを要所で見せて、サムソノフに競り勝った。
2番の松平はこれが世界選手権大会の団体戦初出場。緊張するかと思われたが、出足から落ち着いたカット打ちをして2ゲームを連取。しかし、ここから堅さが出てしまって2ゲームを落として最終ゲームへ。冷静なカット打ちに戻ることができた松平がスタートダッシュに成功して、11対6で勝利。貴重な2点目をたたき出した。
いい流れで迎えた3番は、経験豊富な岸川が登場。初戦ということでまだ本調子ではないが、安定感があり見ていて安心できるプレーでストレート勝ち。日本はグループリーグの強敵と見られていたベラルーシを3対0でしりぞけた。