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男子日本がポーランドに敗れる

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 大会2日目の3月26日、10時からの第1試合には男子日本が登場し、ポーランドと対戦した。
 この試合で日本は水谷を休ませ、岸川をエース使いして、2番手に丹羽、3番手に吉村を起用した。
 トップの丹羽はゴラクに競りながらもストレート勝ち。2番の岸川はフローラスに苦しみながらも最終ゲームを10対6でマッチポイントを握る。しかし、ここから追いつかれてまさかの逆転負け。
 3番には世界選手権大会に初出場の現全日本チャンピオン吉村が登場。緊張することなく伸び伸びしたプレーでスッフから1ゲーム目を取ったが、2ゲーム目からはミスが目立つようになり、リードしていたが最終ゲームへ。5ゲーム目では凡ミスが多く、5点で敗れた。日本はポーランドに追い詰められてしまう。
 4番の岸川は向かってくるゴラクに対して受け身のプレーになってしまう。なんとか踏ん張ってゲームオールに持ち込んだが最後は9点で敗れて、日本は1対3でポーランドに敗れた。
 試合後のインタビューで宮﨑監督は「長丁場になるのでどこかで水谷を休ませたかった。ポーランドは前日にクロアチアに0対3で負けているので、かりに日本がポーランドに負けてもリーグ戦通過には関係がない。そこでこの試合で水谷を休ませました。とはいえ、初出場の吉村を使うなど、エース使いになった岸川には大きなプレッシャーを与えてしまい、それをケアすることができなかったのは私の責任です。明日から気持ちを切り替えて戦いたい」と話した。
 岸川は「2試合とも相手が格下で、相手に向かってこられてしまい、自分は最後まで受け身になってしまった。水谷には出てほしかったけれど、前日のミーティングで出ないことがわかりました。まだ試合が残っているし、1位通過も可能なので明日からがんばりたいです」。
 確かにグループ通過をすることが難しいポーランドに負けたことは、リーグ戦を通過する上ではそれほど関係ないかもしれない。しかし、この敗戦がチームの士気に関係してくるのではないだろうか。明日以降、ロシア、クロアチアという強豪チームとの対戦が控えている。日本がグループを1位通過するためには、技術的なことよりも選手の心のケアが鍵になるのではないだろうか。

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