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丹羽が奇跡的な逆転勝利。日本がロシアに3対0で勝つ

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 大会4日目の第1試合、男子日本はロシアと対戦した。日本のいるDグループの最大の強敵はロシア。ロシアも同じで日本戦が最重要になり、両リームにとってこの試合がグループを1位通過するための大一番になった。

 トップは水谷対シバエフ。水谷は過去に2度ほどシバエフと対戦して勝っているが、2度ともフルゲームにもつれる接戦だった。

 水谷は前日の囲みインタビューで「できれば明日はシバエフと当たりたくないというのが本音。彼には勝っていますが2試合ともぎりぎりでしたので。とはいえ当たれば全力で勝ちにいきます」と言っていたが、その言葉通り、この試合ではファイトあふれるプレーでシバエフを倒した。

 2番は丹羽対スミルノフ。両者とも堅さが見えるプレーが続き、ラリー戦にならないまま最終ゲームへ。追い上げた丹羽が有利かと思われたが、出だしでスミルノフが本来の両ハンド攻撃を見せて8対1とリード。万事休すとなった丹羽だがここからじりじりと得点を重ねて気がつけば9対9。スミルノフは8対3のときにタイムアウトを取ったが、次のポイントを丹羽に取られたときにぶるってしまい、そこからは凡ミスの嵐。10対9でマッチポイントを握って、丹羽のストップが高く浮いたが、それをミスしてジュースになるなど、ガチガチになっていた。

 ジュースになってからはお互いにマッチポイントを握り合ったが、最後は精神的に優位に立っていた丹羽が15対13で勝利。団体戦初出場ながら大きな仕事をやってくれた。

 勢いに乗った日本は、3番で松平がスカチコフに2ゲームを取ったが、スカチコフも意地を見せて2ゲームを取り返す。それまでスカチコフのチキータをさけてフォア前を中心に攻めていた松平だったが、最終ゲームではミドル前にボールを集めて、スカチコフにバックハンドを振らせてそれを狙っていく展開にかえると、出だしで5対0とリードする。そしてそのまま得点を重ねてついには10対0に。この時点で勝負が決まり、11対3で松平がスカチコフを下した。

 日本は今夜行われるスロバキアに勝てば、グループの1位通過が確定する。格下のスロバキアだが、日本は水谷ほか最善のメンバーで挑むだろう。

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