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女子団体。リベンジを果たした中国だが、全く盛り上がらず......

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 女子団体の決勝は、前回のモスクワ大会と同じ中国とシンガポールの対決になった。モスクワ大会では女王中国がシンガポールに敗れるという波乱の結末になり、中国にとってはその雪辱を果たすべくこの日を待っていた。

 男子団体の決勝では1万人の観客が詰めかけて観客の声援が試合を盛り上げたが、その後に行われた女子団体決勝では観客のほとんどが帰ってしまい、一気にヒートダウン。見ていてかわいそうになるほどだった。

 そんな中で始まった1番は、丁寧と馮天薇。モスクワ大会でも1番で対戦し、そのときは馮天薇が勝ってシンガポールを勢いに乗せた。この試合では1、2ゲーム目までは互角の内容だったが、3ゲーム目から馮天薇が急に丁寧のプレーと気迫についていくことができず、諦めてしまったように見えた。この2年で丁寧は世界チャンピオンになるなど力をつけているが、逆に馮天薇は成績が下降気味。その差がはっきりと出た試合だった。

 2番は李霞暁対王越古。1、2、3ゲーム目までは互いに譲らない戦いだったが、4ゲーム目では李霞暁のプレーに王越古が押されて一方的に攻められた。

 3番は郭躍対リ・ジャウェイ。2008年の広州大会でリ・ジャウェイに負けていた郭躍は、その汚名を挽回するべくたたみかけるような攻撃を見せてストレート勝ち。勝利の瞬間、ラケットを高く投げて感情を爆発させた。

 2年越しのリベンジを果たした中国だが、2年前のような激戦にはならず、手応えのない勝利だったのではないだろうか。裏返せば、この2年間で中国だけが力をつけて、他国の伸びは止まっていたと言えるだろう。

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