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第81回インターハイ長野大会5日目:8月4日(3)

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 女子学校対抗の決勝は3年ぶりの王座奪還を目指す青森山田と徳永、前田らの新戦力を加えてパワーアップした希望が丘との対戦となった。
 トップは鈴木と前田という大勝負から始まった。青森山田はこの日行われた女子シングルスで鈴木、宋という主戦力が敗れ、精神的な影響も考えられたが、鈴木はそんな不安を吹き飛ばすような好調な出足を見せた。鈴木は前田の両ハンド強打に対してカウンターで対応。鈴木が第1ゲームをジュースで取ると第2ゲームも11-7と流れは鈴木に。しかし、ここで引き下がっていられない前田は意を決したかのようにスマッシュを連打し鈴木を圧倒。2ゲームを取り返し、勝負は最終ゲームへ。鈴木は前田のスマッシュ連打を少し距離を取って両ハンドで対応。攻め気にはやる前田のミスを誘い、11-7で青森山田が貴重な先制点を挙げた。

 

 2番は留学生の邵パンパンと徳永の対決。ラリー対決はパワーで上回る邵がフォアで決める展開で1ゲーム目を選手。2ゲーム目は受けに回ってしまった邵が徳永に攻め込まれ1-1に。お互いの魂を削るような前陣ラリーの攻防は、固いブロックからチャンスを逃さずに果敢にフォアハンドスマッシュを決めた邵が2ゲームを連取し、青森山田に軍配。重責を果たし、ベンチに戻った邵は安堵から泣き崩れてしまった。

 

 3番は鈴木・宋と前田・弓取の対決。鈴木・宋は前日までの女子ダブルスで優勝を果たした高校生最強ペア。攻守にわたり多彩な得点パターンを持つ青森山田ペアが、必死で着いてくる希望が丘ペアを振り切る展開。鈴木が落ち着いてコースを狙い、宋が回転量の多い裏面でチャンスをつくり、第1ゲームを12-10とジュースでものにする。反応のよさを見せる前田だが、総合力で及ばず2ゲーム目も落とし、希望が丘は後がない状態に。第3ゲーム、粘りを見せた希望が丘に対して、最後まで落ち着いて攻めた青森山田が13-11とジュースを制して3年ぶり4回目の優勝を果たした。

 

 大岡監督は優勝後のインタビューで「3年間自分が見てきたチームなので勝ちたかった。上級生の鈴木、庄司、邵 が自覚を持って引っ張って行ってくれたのがよかった。オーダーは鈴木が前田に負けたら負けというつもりでいたが、鈴木もその期待をわかった上で応えてくれた。みんなよく頑張ってくれたと思う」と笑顔で答えた。

 

 

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2012北信越かがやき総体 長野県実行委員会
 :http://nagano24soutai.sakura.ne.jp/htdocs/?page_id=98
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/

今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載。

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