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全日本団体は東京アートと中国電力がV

チームの日本一を決める「平成24年度全日本選手権大会(団体の部)」が10月19~21日、郷土の森総合体育館(府中市立総合体育館) で行われた。各カテゴリーのトップチームの対戦とあって好カードで白熱した試合が展開された。


【男子団体】若い挑戦を退けアートがV5

男子団体は東京アートと青森山田高の昨年と同様の対戦となった。青森山田高の台上バックハンドを多用しグングン攻めてくる勢いをトップの高木和が見事な対応力で得意のラリー戦に持ち込み森薗に3-1で勝利。この勝利で流れは東京アートへ。2番では張が町の威力のある両ハンドドライブを粘りのプレーでしのぎ、3番はカットの塩野が守備範囲の広いプレーと的確な攻撃で完勝。3-0で勝利し見事5連覇を達成した。


「優勝できてうれしいです。今回は高校・大学のメンバーが主力ではなかったので実業団チームをマークしていましたが試合が始まってみると若い選手たちが向かってくるので難しさがありました。その中で初戦の野田学園高戦の1番で張が吉村選手に苦しい試合を逆転で勝利したことはその後の流れを左右する勝利だったと思います。そして決勝でもトップで高木和が初対戦となる森薗選手に粘り強く対応し勝利したことが大きいです。5連覇ということは意識していなかったので優勝してから気付きました。さらにうれしさが膨らみました。」と大森監督。


準優勝の青森山田高は町、森薗、竹岡で臨み予選リーグを1位で突破。早くてキレのあるプレーでジュニアナショナルチーム、野田学園高と同年代のチームを制し決勝に駒を進めた3位には松平健太が出場した東京都選抜が協和発酵キリンを破り入賞、そして野田学園高が青森大学に勝利し3位に入った。

その他、ジュニアナショナルチームも予選を突破するといった若い選手の活躍が目立った男子団体だった。



【女子団体】チーム一丸!涙の初優勝

 女子団体は、中国電力がチーム一丸で戦い初の初優勝を果たした。

決勝は日本生命との対戦。エース福岡がトップで若宮を巧みな変化プレーで勝利し先制。2番では日本生命のエース藤井(寛)が勝利しタイに。3番は土田が田代の威力のあるプレーを粘り強く拾って自分のプレーに徹し貴重な勝利を挙げた。そして4番エース対決となった福岡と藤井(寛)。どちらも長きに渡って日本女子を支えている2人の試合はお互い自分の力を出し合うすばらしい試合となり最後は優勝への気持ちを最大限に高めた福岡が勝利し結果3-1で中国電力がうれしい初優勝を果たした。


「たいへんうれしいです。本当に選手たちのおかげです。平成13年から監督になりましたがこれまで会社からたくさん応援をいただいて、コーチや出場していない選手含めてみんなの力で優勝することができました。ありがとうございます。予選から厳しい試合が多く、昨年は予選で敗退していたので一つ一つを粘り強く戦いました。大黒柱福岡の大車輪の活躍、そして選手個々が自分の試合で本当に頑張ってくれました。」と橋本監督のコメント。


十六銀行戦では内田選手が、サンリツ戦では土井選手が決勝では土田選手がチームの勝利に貢献する貴重な勝星をあげた。

準優勝の日本生命はエース藤井を軸に選手層の厚いメンバーで安定した内容で決勝に進出した。3位には日立化成を破った青森山田高と、アスモに勝利したサンリツが入った。

 

「スポーツ祭東京2013卓球競技リハーサル大会」として東京国体のプレ大会として開催された今大会、運営スタッフのみなさんは来年に備えて一生懸命活動されていた。来年は同じ会場で国体の卓球競技が開催される。

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