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後期日本リーグ大阪大会 ~東京アートとアスモが優勝~

後期日本リーグ大阪大会が11月8~11日、大阪市中央体育館(大阪)で開催された。男子1部は東京アートが8連覇、女子1部はアスモが初優勝を飾った。


【男子1部】東京アートが薄氷の勝利

男子1部は最終日に6勝0敗同士で大一番となったのが東京アートとシチズンの対決。東京アートはトップで大矢が粘り強く戦う森田に1-2から逆転負けを喫し、シチズンが好スタート。2番は張が抜群の安定感で久保田をストレートで下し1−1に。ダブルスは6戦全勝と好調の森田・軽部のシチズンペアが台上から攻めて勢いに乗り3-1で王手。4番は高木和対軽部。全日本社会人を制し好調の高木和だが、軽部の速攻が火を吹き2-1と軽部リード。第4ゲームも軽部が大きくリードしたが、高木和が意地を見せて第5ゲームに望みをつなぐ。しかし、最後まで集中力をとぎらせずに前陣で攻め続けた軽部が高木和を下しシチズンが東京アートに土をつけ優勝に近づいた。

最終試合を迎え、全勝のシチズンが1敗の東京アートと協和発酵キリンの3チームで優勝を争う混戦となった。全勝のシチズンは協和発酵キリン戦に勝てば文句なしの優勝。最終試合は1番で森田が松平に敗れるものの、2番は御内が笠原をゲームオールジュースの末に下す健闘を見せ1−1に。東京アート戦でも勝ち星を挙げた森田・軽部のダブルスだが、松平・田勢の執念を感じさせるプレーに屈し1−2。4番は高木和を破った軽部が田勢を下し2−2。ラストは下山が久保田をストレートで破り、協和発酵キリンがシチズンの全勝優勝を阻止し、6勝1敗で肩を並べた。

東京アートは前期で2位と活躍した愛知工業大学と対戦。自力優勝の目は失ったものの、1敗でとどまるためには負けられない試合。1番で張が加藤のフォアハンドドライブを止めて1−0に。2番は大矢が吉村に敗れ1−1。張・高木和がシチズン戦での負けを引きずったか、攻守に精彩を欠き大学生チャンピオンペアにストレートで敗れ、愛工大が王手。4番は高木和が危なげなく森本を退け、勝負はラストに。塩野が柴田のカット打ちとワイドな攻撃に苦しめられ先行を許すが、最後は塩野がアートの砦を守った。

 

東京アート、シチズン、協和発酵キリンが6勝1敗で並ぶ結果となったが、得失率の差で東京アートが優勝し、8連覇を達成。2位が協和発酵キリン。3位にシチズンという結果になった。4位は4勝3敗の愛知工業大学。この4チームがファイナル4に出場し、内閣総理大臣杯を争う。

 

【女子1部】アスモが初優勝

女子1部は最終日までに5勝1敗で並んだ日本生命とアスモの優勝争いとなった。日本生命は前期優勝の十六銀行と最終戦。トップで藤井寛子と山梨のエース対決を藤井寛子が接戦の末に制し先制点を挙げると、続いて石垣が高瑜瑶を3-2で破りリーチ。3番ダブルスは社会人2連覇の藤井寛子・若宮が石塚・山梨をストレートで下し、日本生命が6勝目を挙げた。

 

一方、初優勝を賭けて戦うアスモは最終戦で中国電力との一戦。全勝の肖萌が土田美紀をストレートで下すと、平田がこれに続き土井を3-1で退け王手。ここで決めれば得失率で優勝が決まるアスモだが、ダブルスを落とし、勝負は4番へ。アスモは森永が中国電力のエース福岡を相手に1歩も譲らない勝利への執念を見せて、3-2で勝負を決めた。

 

6勝1敗同士となった日本生命とアスモは得失率まで並んだが、セット率の差でアスモが念願の初優勝を決めた。日本生命は前後期とも2位に終わった。3位には石川が参加した日立化成、4位には4勝3敗と勝ち越したサンリツが食い込んだ。ファイナル4には十六銀行、アスモ、日本生命、日立化成が出場する。

 

【男子2部・女子2部】原田鋼業とJR北海道が優勝

男子2部はルーキー平屋、ベテラン加山らの活躍で全勝の好成績を収めた原田鋼業が1部に返り咲き。

女子2部は萩原、大橋、田村、加藤というバランスのいいメンバーで戦ったJR北海道が6勝0敗で全勝優勝を決めた。

 

詳細な記録は日本卓球リーグホームページに掲載されています。

日本卓球リーグ:http://www.jttl.gr.jp/

 

今大会の模様は卓球レポート1月号に掲載。

 

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