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女子ワールドカップ第2ステージ ~福原と石川は決勝トーナメントへ~

9月21~23日、神戸市立中央体育館(兵庫)にてスターツ女子ワールドカップが開催されている。第2ステージは1~8シードの選手と第1ステージを勝ち上がった4人の選手によるリーグ戦。日本の福原と石川はグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。
 

劉詩雯はユ・メンユに逆転勝ちで1位通過

馮天薇は福原、リュウ・ジャを破り準々決勝進出
 
攻守ともにすきのないプレーで2勝を挙げた武楊

シェン・ヤンフェイは石川とブイレンコにストレート勝ち
 
福原はリュウ・ジャに快勝し2位通過

石川は見事なカット攻略を見せて2位通過


■グループE
世界ランキング1位の劉詩雯(中国)が石賀浄(韓国)を一方的な試合で破り、楽に勝ち抜けるかと思われたが、ユ・メンユ(シンガポール)に思わぬ苦戦。ユ・メンユは劉詩雯の回転量の多いドライブに対してアグレッシブに両ハンドカウンターで対応。劉詩雯の強打にも素早く反応して、堅いブロックとカウンターで3対0と突き放した。しかし、劉詩雯は粘り強い連続攻撃でユ・メンユを崩して逆転勝ちを収めた。
ユ・メンユは得意のラリー戦に持ち込んで石賀浄を4対0と圧倒し2位通過。

■グループF
第1試合、福原は馮天薇(シンガポール)から2ゲームを奪う好調な出足を見せたが、バックハンドでの決定力が落ちてパワフルな両ハンド攻撃の馮天薇が4ゲーム連取。馮天薇はリュウ・ジャもラリーをさせずに打ち崩し1位通過。
第2試合でリュウ・ジャと対戦した福原は緩急をつけたバックハンドとフォアハンド強打で競り合いをものにして4対1で快勝。グループ2位で決勝トーナメント準々決勝に進出を決めた。

■グループG
第1ステージから勝ち上がった平野はすでに姜華珺(香港)を破っているカット主戦型の武楊(中国)と対戦。カットには強い平野だが、武楊とは久々の対戦と言うこともあり、回転量と変化に対応しきれずに2ゲームを先行される。第3ゲームは緩急を使い分けた攻撃で武楊を動かし1ゲームを返すが、守備範囲の広いカットに加え、要所でフォアハンド攻撃を見せる武楊がほとんどノーミスでポイントを決めるなど強さを見せて4対1で平野を下し1位通過。
平野は姜華珺のバックハンド強打にも粘り強く対応し2ゲームを先行したが、第3ゲームのジュースを落とすと勢いを失い4ゲームを連取され逆転負け。決勝トーナメント進出はならなかった。

■グループH
第1試合で、シェン・ヤンフェイ(スペイン)と対戦した石川は、サウスポー同士のバック対バックの展開で打球点とピッチの速いシェン・ヤンフェイに圧倒される苦しい展開。石川は最後までこの流れを変えることができずにストレートで敗れた。気を取り直した石川はブイレンコ(ウクライナ)のカットをミドル、ワイドに攻め分けて4対1で快勝。
シェン・ヤンフェイ対ブイレンコはフォア面表ソフトラバーのシェン・ヤンフェイが巧みなカット打ちを見せて4対0と圧倒。シェンヤンフェイの1位、石川の2位通過が決まった。

準々決勝の組み合わせは以下の通り。
劉詩雯(中国) − ユ・メンユ(シンガポール)
シェン・ヤンフェイ(スペイン) − 姜華珺(香港)
武楊(中国) − 福原愛(日本)
馮天薇(シンガポール) − 石川佳純(日本)





今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
スターツ2013卓球女子ワールドカップ:http://w-worldcup.kyomycom.net/13kobe/

今大会の模様は卓球レポート11月号(10/20発売)に掲載。

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