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世界卓球2015蘇州大会6日目⑥ 伊藤、李暁霞に大善戦

世界卓球2015蘇州、6日目。女子シングルス準々決勝が行われた。ベスト8には中国からエントリーした6選手全員と馮天薇、伊藤が勝ち残った。伊藤は多くの観客の想像を上回る好プレーで李暁霞を脅かしたが、表彰台の夢はお預けとなった。
 

伊藤は序盤、バック対バックの展開で優位に
 
李暁霞は緩急をつけたドライブで対応
 
李暁霞を呆然とさせる好プレーもたびたび見られた

丁寧は武楊との苦しい戦いを乗り越えてベスト4入り

木子はチャイナキラーの馮天薇を一蹴
 
初優勝を狙う劉詩雯は朱雨玲を前陣両ハンドで圧倒


<女子シングルス準々決勝>
丁寧(中国) 8,7,5,-7,-6,-8,8 武楊(中国)
木子(中国) 5,2,9,5 馮天薇(シンガポール)
李暁霞(中国) -9,-14,2,7,11, 伊藤美誠(日本)
劉詩雯(中国)3,-8,5,7,3 朱雨玲(中国)

丁寧は武楊との同士打ち。チームメートには分が悪いカット主戦型ということもあり、丁寧が3ゲーム連取した時点で勝負ありと思われたが、第4ゲームで丁寧が集中力を欠いたところから崩れ始め、丁寧の強打にミスが出始め、武楊が粘りのプレーで3対3に持ち込む。しかし、最後は丁寧が世界チャンピオンらしい強気のプレーで11-8とし熱戦の幕を閉じた。

馮天薇は木子のバック面の表ソフトラバーのボールに合わず、バック対バックでミスが出て3-7とリードを許す。何とかフォアハンドを振りたい馮天薇だが、木子が先に回り込んでフォアハンド攻撃を見せ11-5と木子が先制。第2ゲームも木子がバックハンドで先手を取って攻勢に。11-2と圧倒。馮天薇は自分からフォアハンドで攻めても木子の反撃を浴びてなかなか得点に結びつかない。馮天薇も粘りを見せるが、勝負どころでの1本が取れず9-11と後がない状態に。第4ゲーム、0-3で馮天薇がタイムアウト。馮天薇は集中力も切れたか、ミスを連発して0-6。攻撃の手を緩めない木子が10-4とマッチポイントを握り、馮天薇が回り込みフォアハンドをオーバーミスして11-4。世界ランキング832位の木子が初のベスト4入りを果たした。

伊藤は序盤から李暁霞のドライブに対してリスクを負ってカウンターを狙っていく。さすがに簡単には攻めさせてくれないが、李暁霞も気負いからかミスが出て互角の展開に。伊藤は6-6から6-9と引き離されるが、レシーブから強く攻めて9-9に。李暁霞のレシーブミスで伊藤がゲームポイント。4球目強打を李暁霞がミスして伊藤が11-9で先制。
第2ゲームも伊藤は女王相手にまったく物怖じせずにクールなプレー。バック対バックでは互角以上の展開で李暁霞に先手を与えない。伊藤はバックハンド強打で6-8から8-8に。流れの悪い李暁霞だが簡単にはこのゲームを落とせない。ジュースに追いつくが、伊藤がバックハンド強打でゲームポイント。13-12で李暁霞がまさかのサービスミス。フォア側に振られたボールにも素晴らしい反応を見せた伊藤が16-14で2ゲーム連取。
第3ゲームは序盤で李暁霞が3-0とリード。やはりバック対バックでは伊藤が優勢に。李暁霞は回転量の多いボールを左右に振り分けて伊藤に傾いた流れを引き寄せて11-2。
伊藤がサービスからの展開で先行し5-2とリード。負けていられない李暁霞が回り込みを見せて5-5に。6-6から李暁霞が4連続得点でガッツポーズ。伊藤がフォアカウンターをミスして11-7で李暁霞。
伊藤は2-2から2-5と離されたところで自らタイムアウト。李暁霞は伊藤の表ソフトのバックハンドにも対応してきたか、自分から緩急をつけたドライブで主導権を握る展開に。しかし、伊藤も振り回されたボールによく食らいつき、追いついて8-8に。ここで伊藤は李暁霞のサービスにバックフリックを決めて9-8とリード。ここで孔令輝がたまらずタイムアウト。李暁霞がフォア側につっついたボールを伊藤がクロスにドライブして10-8。しかし、伊藤が2失点して10-10。ここでも強気の攻めを見せた伊藤が三度ゲームポイント。ラリーからフォアハンドを決めた李暁霞が、台から出たサービスをドライブして伊藤がオーバーミス。惜しくもこのゲームを11-13で落とした。
第5ゲームは李暁霞が慎重なプレーながらも、回転量の多いボールで仕掛け自分のペースに。李暁霞の連続攻撃を伊藤が受ける展開で伊藤の劣勢いで2-10。最後は伊藤のバックドライブがネットに掛かりアウト。簡単に勝たせてくれる相手ではないことはわかっていたが、チャンスがあっただけに悔しい敗戦となった。

まだ若手には負けられない劉詩雯が気合い十分のプレーで、第1ゲーム4-0とリード。テンポの速い試合運びで朱雨玲を寄せ付けずに11-3で先制。第2ゲームは朱雨玲が固いブロックと早い打球点のカウンターでリード。終盤、劉詩雯が追い上げるが朱雨玲がカウンターを決めて11-8。第3ゲームは再び劉詩雯が主導権を握り、両ハンドで攻めて11-5と守勢に回った朱雨玲を突き放す。劉詩雯は前陣で両ハンドの連続攻撃を放ち続け、朱雨玲は気圧されムード。劉詩雯が第4ゲームを11-7とし準決勝進出に王手をかけると、第5ゲームも11-3と圧倒した。

これでベスト4は中国の独占が決まった。これで上海大会以来6大会連続で中国選手以外は女子シングルスの表彰台に上っていないということになる。明日の準決勝は丁寧対木子、李暁霞対劉詩雯で争われる。

 

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC

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