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大津インターハイ4日目② 女子学校対抗は四天王寺が3年連続20回目の優勝

大会4日目は男女シングルス1回戦に続いて、男女学校対抗の準決勝、決勝が行われた。女子学校対抗は四天王寺が決勝で山陽女子を3対1で破り、3年連続20回目の優勝を果たした。
 

15081202-syugou.jpg四天王寺が3年連続20回目の優勝を達成!
 
15081202-01.jpgトップの芝田はエース、そして主将としての重責を全うした
 
15081202-02.jpg橋本は攻守に抜群の安定感を見せた
 
15081202-03.jpg三條/梅村のダブルスは変化をつけたプレーで決勝点を挙げた
 
15081202-04.jpg木村は芝田と好勝負を演じたが、惜しくも敗れた
 

<女子学校対抗決勝>

 四天王寺 3-0 山陽女子

◯芝田 15、-8、10、6 木村

◯橋本 9、6、5 皆川

◯三條/梅村 8、-2、6、9 枝松/木村

 木村 − 枝松

 三條 − 益岡

 

 決勝には準決勝で正智深谷との激闘を制した王者・四天王寺とノーシードながら、明徳義塾、希望が丘などに勝利し、破竹の勢いを見せる山陽女子が勝ち進んだ。

 1番は四天王寺の主将の芝田と、ここまでチームをけん引してきた木村が好ゲームを繰り広げた。試合序盤は木村がバック面の表ソフトラバーを生かした打球点の早い攻撃で芝田を左右に揺さぶったが、芝田が第1ゲームの劣勢をはねのけ、ジュースにおよぶ接戦を制したことで流れをつかみ、四天王寺が先制。

 2番はカット主戦型の橋本と1年生の皆川による対決。このあとの試合の流れを決めかねない戦いは幅の広いカット技術で橋本が終始リードをし続け、ストレートで勝利。橋本はカットだけではなく、ドライブなどの攻撃力の高さも光った。

 要となるダブルスは四天王寺の三條/梅村と山陽女子の枝松/木村が対戦。四天王寺ペアはバック面の異質ラバーを生かし、相手ペアを前後に動かして好機をつくり出す形がはまり、2対1とリード。第4ゲームは枝松/木村の粘りにあうものの、最後をしっかりと締めて3対1で勝利を収め、四天王寺が3年連続20回目のチャンピオンに輝いた。

 

■四天王寺 村田監督のコメント

「危ない試合もありましたが選手たちのがんばりで優勝することができました。特に準決勝の正智深谷戦はオーダーを見たときに厳しいと感じましたが、選手がふんばってくれました。春の選抜ではダブルスが敗れていて、夏に向けてダブルスの組み合わせをどうするかということを考えてきました。その中で(準決勝、決勝に出場した)三條/梅村を強化するということで練習を続けてきて、その結果が駿決勝で出たと思います。

 決勝はキャプテンの芝田の勝利が大きかったです。あそこでエースでありキャプテンである芝田が勝ってくれたことで、流れを引き寄せることができました。決勝点を挙げたダブルスは準決勝を勝ったことで自信を持って臨めていたと思います。」



 

15081202-05.jpg平は芝田とのエース対決を制して一矢報いた
 
15081202-06.jpg平(右)/田口のダブルスは接戦を制することができず
 

<女子学校対抗準決勝>

四天王寺 3-1 正智深谷

◯三條 -8、9、8、12 弓立

 芝田 -6、3、-4、-5 平◯

◯三條/梅村 9、6、-5、-9、9 平/田口

◯橋本 10、8、6 田口

 木村 − 牛嶋

 

 昨年に続き、2年連続でベスト4に進出した正智深谷は準決勝で四天王寺と対戦したが、王者の牙城を崩すことができなかった。1番で弓立が1ゲームを先取するも、三條のここ一番での集中力の前に惜しくも敗れた。2番は主将同士の対戦となったが、平がラリー戦での強さを見せて、芝田に勝利。続くダブルスは先に2ゲームを奪われながらも驚異的な粘りで最終ゲームに持ち込んだが、最後はサービスが甘くなったところを狙われて敗戦。王者を相手に互角の戦いを見せたが、ここぞという場面で得点を奪うことができなかった。


 

15081202-07.jpg4番で枝松が中澤に勝利して、決勝進出を決めた
 
15081202-08.jpg希望が丘はダブルスで1点を奪うも、決勝進出には届かなかった
 

<女子学校対抗準決勝>

山陽女子 3-1 希望が丘

◯木村 11、5、8 岩越

◯皆川 -6、8、2、4 朝田

 枝松/木村 -9、-8、-9 朝田/中澤◯

◯枝松 10、8、-4、9 中澤

 益岡 − 柴田

 

 前日に昨年のベスト4である明徳義塾を破った山陽女子はその勢いを持続し、準決勝で希望が丘を破った。1番の木村は岩越の固いブロックに苦しむも、第1ゲームの劣勢を逆転でとると、第2ゲーム以降は自分のペースでプレーをし続けて勝利した。先勝した山陽女子は2番で皆川が第1ゲームを落とすも、2ゲーム目以降はドライブとツッツキを織り交ぜたミスの少ないプレーでカットを攻略し、決勝進出に王手をかけた。ダブルスは奪われた物の4番では枝松が中澤に勝利。最後は粘る中澤を振り切ってチームを決勝へと導いた。

 希望が丘は序盤での2失点が響き、ベスト4でストップ。3年生の朝田、中澤を中心に勝ち上がったが、昨年に続く決勝進出とはならなかった。

 

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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
平成27年度全国高等学校総合体育大会:http://www.shiga-soutai2015.jp
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/

今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載予定です。
 

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