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インターハイ三冠王渋谷浩が見た総社大会<1> 男子学校対抗準決勝

【男子学校対抗準決勝】

■愛工大名電(愛知) 3-1 遊学館(石川)

 1番の髙見対出雲は、どちらに転んでもおかしくないような展開でした。大きなラリーが続きましたが、高見が出雲の一歩上を行く攻撃力を見せました。
 2番の木造対三上は、三上が思い切りの良い攻撃で健闘しましたが、木造がボディワークをうまく使ったカウンターを前陣で決めていたのが光りました。相手の厳しいボールに対して、腕を上方向に上げながら、体を下に沈ませる打法でカウンターを決めていました。このような体の使い方をして打球すると、力が分散されて、ボールとラケットが厚くあたりすぎず、ゆっくりとしたカウンタードライブを打つことができます。このほか、チャンスボールは前に踏み込んで確実に決めていましたし、落ち着いて粗いプレーがなかったように見えました。ベンチからすると、とても頼りになる存在だと思います。
 ダブルスは愛工大名電サイドからいうと、勝利を計算していたと思うため、予想外の結果となったといえるでしょう。ダブルスはなかなか思い通りにいかないのが面白さでもあります。パートナーのリズムが狂い始めると、ペアを組んでいる選手にも伝染することが多々あり、この試合では一方にイージーミスが出ると、もう一方の選手にもそれが伝染してしまう場面が見られました。そうした部分も含めてダブルスの面白さだと言えるでしょう。特に団体戦だと、精神的に動揺しやすく、そこで平常心を保てる選手が団体戦に強い選手だといえるでしょう。
 対する遊学館ペアは勝負どころでうまく勝ちを拾ったような感じだと言えますね。最初から最後まで負けを恐れずに、思い切ってプレーしていたように感じました。
 4番の松山対村田の試合は、敗れはしましたが、村田が積極的に仕掛けて松山を後陣に下げるプレーが光りました。チキータも含めて常に攻めるプレーがよく、台から出るボールは打球点の高いところを捉えていたのが良かったです。松山はどちらかというと、台から距離をとって戦う選手なので、村田からすると、やりやすい相手だったのではないかと思います。お互いが得意な領域でプレーをして持ち味は発揮しましたが、松山が地力で上回ったというような試合展開でした。

 

■野田学園(山口) 3-0 大阪桐蔭(大阪)

 1番の沼村は相手エースの菅沼との対戦になりましたが、両サイドをうまく突いた攻撃が光っていました。トップとしての役割を十分に果たす結果といえるでしょう。2番の竹崎は要所で攻撃を仕掛けることもありましたが、基本は守備に徹する形でした。その中でよく粘り、得点を挙げました。
 試合を決めたダブルスは持ち味の攻撃力を発揮していたと思います。ダブルスに限ったことではありませんが、野田学園の選手はラリー戦に強いのが特徴だといえます。裏を返せばラリー回数が短くても点を取れるようなプレーができれば得点力がさらに上がるでしょう。
 敗れはしましたが、大阪桐蔭は昨年のベスト4の瓊浦を破るなど、躍進を遂げました。1、2年生を中心としたオーダーで勝ち進んできたので、今後も注目のチームの一つといえるでしょう。

 

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渋谷浩
平成11年度全日本チャンピオン
第52回インターハイ名古屋大会(1983年)
学校対抗優勝(熊谷商業)、男子シングルス2位、男子ダブルス優勝
第53回インターハイ横手大会(1984年)
学校対抗優勝(熊谷商業)、男子シングルス優勝、男子ダブルス優勝
第54回インターハイ鶴来・野々市大会(1985年)
学校対抗優勝(熊谷商業)、男子シングルス優勝、男子ダブルス優勝
 

 


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平成28年度全国高等学校総合体育大会:http://www.koukousoutai.com/2016soutai/
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/

今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載。

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