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2016ワールドツアー・グランドファイナル3日目⑪ 馬龍、樊振東がファイナルの舞台へ

12月8~11日までワールドツアー・グランドファイナルがドーハ(カタール)で開催されている。男子シングルス準決勝は馬龍と樊振東(ともに中国)が勝利を収めてファイナリストに名乗りを挙げた。


馬龍は五輪王者の力を見せて快勝

樊振東は許昕とのハイレベルな同士打ちを制した

快進撃を続けた鄭榮植はベスト4でストップ

 

<男子シングルス準決勝>
馬龍(中国) 9,8,8,12 鄭榮植(韓国)
樊振東(中国) 5,-5,5,-6,6,9 許昕(中国)

  馬龍は、ここまで水谷隼(beacon.LAB)、荘智淵と各国のエースに勝利して波に乗る鄭榮植(韓国)と対戦。両者はリオデジャネイロオリンピックのシングルスでも対戦しており、そのときは4対2で馬龍が勝利を収めている。 ラブオールから気迫全開のプレーで立ち向かってくる鄭榮植に対して、馬龍は両サイドを厳しく突く攻撃で試合のペースをつかむ。相手が得意とする前陣の高速プレーにもきっちりと対応した馬龍。接戦となる場面は見られるが勝負どころでは流れをわたさず4対0で勝利。1つ1つのラリーにおける威力と精度の高さを見せつけて決勝進出を果たした。
 もう一方の準決勝は樊振東対許昕の同士打ちとなった。過去に幾度となく対戦している両者による一戦は樊振東が勝利。オープンになったフォアサイドへドライブを打ち込む許昕に対して、驚異的な反応でカウンターを決めるなど、観客を魅了するプレーで勝利をつかんだ。この結果、決勝は馬龍対樊振東という組み合わせに決まった。
 


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