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第13回全中国運動会10日目① ~決勝は丁寧対劉詩雯~

8月28日~9月6日まで、武清体育センター(武清)にて第13回全中国運動会が開催されている。大会最終日となる10日目は男女シングルスの準決勝~決勝が行われる。

■女子シングルス準決勝
丁寧(北京) 6,-8,9,-4,-7,8,9 朱雨玲(四川)
劉詩雯(広東) 8,8,-4,7,8 王芸迪(雲南)
 

世界卓球2017デュッセルドルフの決勝と同じカードとなった準決勝の第1試合。朱雨玲は打球点の早いバックハンドで先手を取り、ラリーの先手を取る。丁寧も必死に両ハンドでついて行くが、序盤はやや劣勢。2対2からの第5ゲームを取った朱雨玲が有利かと思われたが、第6、第7ゲームは丁寧がフォアハンドで朱雨玲のフォア側を攻めると、ピッチの速いラリーではミスの少ない朱雨玲がリズムを崩されミスが出る。丁寧はフォアハンドで緩急をつけてさらに朱雨玲のフォア側を狙い大きくリード。丁寧が10-6とマッチポイントを握ったところから朱雨玲は10-9まで追い上げるが、最後はフォア前へのサービスに回り込んでフォアクロスにチキータしたボールがオーバー。世界卓球に続く丁寧の勝利となった。

混合ダブルスでは決勝に進出、準々決勝では陳夢を破りベスト4入りと今大会でその存在を強く印象づけた王芸迪。威力のある両ハンドが持ち味の王芸迪だが、バック対バックの展開ではさすがに劉詩雯が精度で上回る。この展開を崩せずに劉詩雯が2対0と離す。第3ゲームはバックハンドを強めに振って攻勢に出たが、第4ゲームからは劉詩雯がこれに対応。第5ゲームは開き直った王芸迪が思い切ったバックハンドをストレートに振ってエースを取るなどのポイントもあったが、終始地力で優る劉詩雯がリードする展開を打破できずに敗戦。劉詩雯は準々決勝で武楊に苦戦するなど本調子ではない様子をうかがわせたが、持ち前の前陣両ハンドで若手を一蹴。決勝では世界卓球2015蘇州で決勝を戦った丁寧とビッグタイトルをかけて対戦する。


 
激戦を制しファンの声援に応える

丁寧は終盤、フォアハンドで朱雨玲のフォア側を攻めた
 
劉詩雯はバック対バックで王芸迪を上回った
 
王芸迪の快進撃は準決勝でストップ
 


卓レポ.comでは連日の熱戦の様子を最終日の9月6日までお届けします!

 

今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
中華人民共和国第13届運動会(記録ページ):http://results.tianjin2017.gov.cn:81/

今大会の模様は卓球レポート11月号(10/20発売)に掲載。
 
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