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第9回国際クラス別パラ選手権大会〜吉田信一、岡紀彦、別所キミヱらが優勝!〜

11月25〜26日、大阪市舞州障がい者スポーツセンター(アミティ舞州)で第9回国際クラス別パラ選手権大会が行われた。この大会は、障害の程度(重さ)によってクラスを分けて優勝を争う。クラス1〜5が車いす、クラス6〜10およびクラスSが立位となっており、数字が小さいクラスほど障害が重い。日本一をかけた同大会にはおよそ300名の選手が参加し、熱戦を繰り広げた。

 

 車いすの部の男子クラス1-2では皆見信博が左右前後にボールを打ち分ける精度の高いプレーで6連覇を達成した。男子クラス3は吉田信一が7連覇。「1カ月半前にバック面のラバーを表ラバーから裏ラバーに変更した」という吉田は強烈なドライブ攻撃で頂点をつかみ取った。男子クラス4は3連覇中の宇津木孝章が準々決勝で敗れる中、長島秀明が混戦を制して7年ぶりの王座を獲得した。男子クラス5は岡紀彦が12連覇を達成。決勝の土井健太郎戦はツッツキからの展開で我慢強く戦い、栄冠を手にした。


男子クラス1-2優勝の皆見

男子クラス3優勝の吉田

男子クラス4優勝の長島

男子クラス5優勝の岡

 女子クラス2-3は茶田ゆきみが王座を奪還。準決勝で前回決勝で敗れた藤原にリベンジを果たすと、決勝では西村を破りタイトルを獲得した。女子クラス4は吉海美代子が攻守に隙のないプレーで石橋栄、柏木杏らを破って5連覇を達成した。女子クラス5は女王・別所キミヱが優勝。別所は「常に挑戦者の気持ちで戦った」という通り、プレッシャーがかかる中での戦いとなったが積極的に攻める姿勢で栄冠をつかみ、12連覇を達成した。

女子クラス2-3優勝の茶田

女子クラス4優勝の吉海

女子クラス5優勝の別所

 立位の部の男子クラス6は七野一輝が初優勝。決勝は7連覇中の板井淳記との激戦を制して念願のタイトルを獲得した。男子クラス7は八木克勝が4連覇を達成。決勝は4大会連続で井上全悠との対戦になったが、フォアハンド強打で押し切り王座を堅持した。男子クラス8は立石アルファ裕一がうれしい初優勝。準々決勝、準決勝はともにフルゲームの接戦を制すと、決勝はバックハンドでコースを突く攻撃が光り、勝利。初のタイトルを手にした。男子クラス9は岩渕幸洋が前回敗れた鈴木伸幸に決勝で勝利。ハイレベルな戦いはフルゲームまでもつれたが、岩渕が渾身のプレーで王座を奪還した。男子クラス10は垣田斉明が優勝。垣田は持ち味の豪快なフォアハンドドライブを軸に勝ち上がると、決勝では前回敗れた永下尚也に勝利。ゲームオールジュースにまで及ぶ激闘を制して頂点をつかんだ。男子クラスSは、玉置修司が連覇を達成。堀田英雄、大向勝らとの大きなラリー戦を制して、王者に輝いた。

男子クラス6優勝の七野

男子クラス7優勝の八木

男子クラス8優勝の立石

男子クラス9優勝の岩渕

男子クラス10優勝の垣田

男子クラスS優勝の玉置

 立位の部、女子クラス6-7は藤本けい子が優勝。安定したバックハンドで前回王者の曽我美枝子らを破って3年ぶりに女王の座に就いた。女子クラス8は廣兼めぐみが友野有理を決勝で破り2年ぶりの栄冠を手にした。廣兼はバックハンドで変化をつけたプレーからチャンスをつくる形が光った。女子クラス9は石河恵美が3年連続の優勝。石河は好機でフォアハンド強打を決めるなど、両ハンドの攻撃力で他選手を上回り、頂点をつかんだ。女子クラス10-Sは竹内望が3連覇を達成。決勝はカット主戦型の工藤恭子に苦しみながらも、粘り強いカット打ちで接戦を制した。

女子クラス6-7優勝の藤本

女子クラス8優勝の廣兼

女子クラス9優勝の石河

女子クラス10-S優勝の竹内

 ダブルスは男子クラス1-5で岡紀彦/土井健太郎が優勝。前回王者の吉田信一/長島秀明を準決勝で破ると、決勝では皆見信博/宇津木孝章のコースを突いた攻撃に苦しみながらも勝利を手にした。男子クラス6-8は玉井英雄/立石アルファ裕一が優勝。玉井、立石ともに両ハンドの安定感が光り、頂点をつかんだ。玉井は昨年に続き、ダブルス王者に輝いた。男子クラス9-Sは、垣田斉明/永下尚也が4連覇を達成した。岩渕/鈴木との決勝は、激しいラリーの応酬が繰り広げられたが、垣田の安定したプレーと永下の強打がかみ合い、接戦をものにした。
 女子クラス1-5は別所キミヱ/石橋栄が制した。決勝は2連覇中の藤原佐登子/茶田ゆきみペアとの対戦になったが、2人の連係の良さが光りうれしい初優勝を果たした。女子クラス6-Sは、石河恵美/工藤恭子が優勝。工藤の粘り強いカットと好機を逃さずに強打する石河のコンビネーションの良さで強敵を破り、連覇を達成した。

男子ダブルス クラス1−5入賞者。左から宇津木、皆見、岡、土井、吉田、長島

男子ダブルス クラス6−8入賞者。左から金子、芝﨑、立石、玉井、八木、井上

男子ダブルス クラス9−S入賞者。左から鈴木、岩渕、垣田、永下、杉浦、中島

女子ダブルス クラス1−5入賞者。左から藤原、茶田、石橋、別所、小澤、柏木

女子ダブルス クラス6−S入賞者。左から青木、時耕、石河、工藤、益田、赤坂

大会を支えたスタッフのみなさん

■各種目の入賞者
[シングルス]
男子クラス1-2

優勝 皆見信博(香川)
2位 新井孝太郎(新潟)
3位 松尾充浩(大阪)
男子クラス3
優勝 吉田信一(東京)
2位 佐藤幸広(東京)
3位 鍋坂勇夫(大阪)
男子クラス4
優勝 長島秀明(東京)
2位 齊藤元希(静岡)
3位 野稲光美(山口)
男子クラス5
優勝 岡紀彦(岡山)
2位 土井健太郎(静岡)
3位 中本亨(大阪)
男子クラス6
優勝 七野一輝(東京)
2位 板井淳記(大分)
3位 熊石克彦(和歌山)
男子クラス7
優勝 八木克勝(愛知)
2位 井上全悠(大分)
3位 片見公亮(東京)
男子クラス8
優勝 立石アルファ裕一(福岡)
2位 宿野部拓海(大分)
3位 今泉大地(神奈川)
男子クラス9
優勝 岩渕幸洋(東京)
2位 鈴木伸幸(大分)
3位 中島拓哉(長野)
男子クラス10
優勝 垣田斉明(熊本)
2位 永下尚也(福井)
3位 中村剛(愛知)
男子クラスS
優勝 玉置修司(大阪)
2位 大向勝(大阪)
3位 堀田英雄(富山)
女子クラス2-3
優勝 茶田ゆきみ(東京)
 2位 西村亜佑子(熊本)
 2位 藤原佐登子(愛知)
女子クラス4
優勝 吉海美代子(東京)
2位 石橋栄(大阪)
3位 柏木杏(長野)
女子クラス5
優勝 別所キミヱ(大阪)
2位 渡部真理子(愛媛)
3位 森ふさ(京都)
女子クラス6-7
優勝 藤本けい子(東京)
2位 野平正子(愛知)
3位 曽我美枝子(東京)
女子クラス8
優勝 廣兼めぐみ(山口)
2位 友野有理(兵庫)
3位 脇恵子(京都)
女子クラス9
優勝 石河恵美(神奈川)
2位 横田千鶴(福岡)
3位 齋藤隆子(岡山)
女子クラス10−S
優勝 竹内望(千葉)
2位 工藤恭子(熊本)
3位 青木佑季(北海道)
















 

[ダブルス]
男子クラス1−5

優勝 岡紀彦/土井健太郎(岡山/静岡)
2位 皆見信博/宇津木孝章(香川/長野)
3位 吉田信一/長島秀明(東京)
男子クラス6−8
優勝 玉井英雄/立石アルファ裕一(長野/福岡)
2位 金子和也/芝﨑琢也(埼玉/東京)
3位 八木克勝/井上全悠(愛知/大分)
男子クラス9−S
優勝 垣田斉明/永下尚也(熊本/福井)
2位 岩渕幸洋/鈴木伸幸(東京/大分)
3位 杉浦富夫/中島拓哉(愛知/長野)
女子クラス1−5
優勝 別所キミヱ/石橋栄(大阪)
2位 藤原佐登子/茶田ゆきみ(愛知/東京)
女子クラス6−S
優勝 石河恵美/工藤恭子(神奈川/熊本)
2位 時耕佐知子/青木佑季(北海道)
3位 赤坂美千代/益田晴美(山口)

■障害の程度とクラス


今大会の模様は卓球レポート1月号(12/20発売)に掲載。
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