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2017年世界ジュニア3日目④日本男子、韓国との熱戦を制し決勝へ

世界ジュニア選手権イタリア大会3日目、2連覇を狙う日本男子は張本を欠くも、木造、髙見、田中、宇田というメンバーで予選と決勝トーナメント準々決勝を突破。そして、準決勝では韓国との死闘の末に3対2で勝利し、決勝進出を決めた。

 

木造はエースらしい落ち着いた試合運び
 
安宰賢は強烈なフォアハンドで2得点
 
ラストの田中は悪い流れの中、我慢のプレー
 
日本ベンチは応援にも力が入る
 
逆転勝利を収めた田中に会場が沸く
 
中国はベストメンバーで王座奪還を狙う
 

<男子団体準決勝>
 日本 3-2 韓国
 田中 -8,-1,8,10,-5 安宰賢○
○木造 7,5,6 白鎬均
○髙見 8,9,12 郭ユビン
 木造 8,-6,-11,-7 安宰賢○
○田中 -12,12,-9,9,5 白鎬均

日本男子は準々決勝のフランス戦に続き、3時間を超える大熱戦の末に決勝進出を決めた。
田㔟監督は準々決勝と同じく愛工大名電高のトリオ木造、髙見、田中を起用。トップの田中は相手エースの安宰賢と対戦。前大会では準決勝で中国を破った立役者でもある。中陣からジュニアトップクラスのパワフルなフォアハンドでエースを狙う安宰賢が2ゲームを連取。田中には手強い相手かに思われたが、バックハンドを主体とした攻守に転換した田中が2ゲームを連取。しかし、最後は安宰賢の強烈なボールに押される形となった。
2番は木造がエースらしい、ミスの少ない落ち着いた試合運びでストレート勝ち。
3番はフランス戦で手痛い黒星を喫した髙見がメンタルを立て直して準決勝に臨み、台上レシーブで先手を取る展開で優位に。2ゲーム目以降の競り合いも確実に物にして日本が決勝進出に王手。
4番はエース対決。安宰賢の強烈なボールにも前陣で対応する木造が第1ゲームを先取するが、2ゲーム目以降は相手にリードを許す展開が増える。第3ゲームはゲームポイントも握ったが逆転負け。木造は勝ちきれなかったが、エース対決らしい好プレーが随所に見られた。
そして、勝負はラストの田中対白鎬均に。団体戦のラストらしく、ガッツあふれるプレーで臨んだ両者の対決。前半で失点している者同士一歩も引けない戦いとなるが、要所で白鎬均にラッキーなポイントが入り、田中には悪い流れ。第3ゲームでは9-10から田中のポイントかと思われたラリーが、エッジインの判定で白鎬均が2対1とリード。第4ゲームも勢いに乗ってプレーする白鎬均が9-5とリードし、日本は後がなくなったが、ここで集中してプレーし続けた田中にようやく流れが来る。勝ちを意識したか、プレーが一気に萎縮した白鎬均は8-9と迫られたタイムアウトのあと、サービスミス。この機を逃さなかった田中がこのゲームを取り返し、最終ゲームは既に勝ちをあきらめたかのように意気消沈する白鎬均に対して、両ハンドの連続攻撃で得点を重ね、攻めきる形で勝利をもぎ取った。
田中は準々決勝、準決勝とラストでチームの危機を救い、昨年の松山祐季を彷彿とさせる活躍ぶりで決勝進出に貢献。連覇のかかる明日の決勝にも期待したい。

一方の中国対ルーマニアは、薛飛、王楚欽、徐海東とベストメンバーで臨んだ中国に、アメリカとの熱戦を制したルーマニアが土を付けることなく完敗。王座奪還に向けて着々とあゆみを進めている。


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