1. 卓球レポート Top
  2. 大会
  3. 国内大会
  4. 全日本卓球(一般・ジュニア)
  5. 平成29年度
  6. 全日本卓球2018 ジュニア男子は宇田と張本が決勝へ

全日本卓球2018 ジュニア男子は宇田と張本が決勝へ

ジュニア男子準決勝では宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)と張本智和(JOCエリートアカデミー)が勝利。ファイナルの舞台へ歩みを進めた。


 張本は戸上隼輔(野田学園高)と対戦。2人は一昨年の全中でも対戦しており、そのときはゲームオールの末に張本が勝利を収めている。この試合では、攻撃力の高い戸上に対して張本はサービス・レシーブから仕掛けてラリーの主導権を握る。一発の威力のある戸上のフォアハンドを打たせまいと、バックサイドを厳しく突く攻撃でゲームをリードした。「1年前よりサービス・レシーブが特に強くなっていて、ラリーに持ち込むことができなかった」という戸上の言葉通り、張本がラリーの早い段階でペースを握る展開が続き、3対0で勝利。戸上は打倒・張本を掲げて準決勝まで勝ち進んだが、勝利とはならなかった。試合を振り返った戸上は「一昨年の全中で対戦しましたが、張本選手は成長していると思っていました。しかし、僕が思っている以上に成長していて差が広がったと感じました。優勝を狙い、打倒張本と思って臨みましたが、かないませんでした。技術的にはフットワークが足りず速いボールについていけなかったこと、強い球に対して振り遅れてしまうことが課題だと思ったので改善していきたいです」と、悔しさを滲ませた。

 宇田は金光宏暢(大原学園高)と対戦。ブロックの固い金光に対して苦しんだ宇田だが、中盤以降は目の覚めるような両ハンドで金光の鉄壁のブロックを攻略。奪ったゲームはいずれもジュースにもつれ、大接戦となったが、3対1で勝利して決勝へと勝ち進んだ。試合後、金光は「前半は自分がリードしていましたが最後まで攻め切ることができませんでした。ドイツに拠点を移して試合の全体的なコントロールの仕方など、技術だけではなく試合の進め方という点で成長したと思います。来年以降はシニアで優勝できるようにがんばっていきたいです」と語った。

 この結果、宇田と張本が決勝で対戦。エリートアカデミーの2人による対決はどのような結末となるのか。決勝の戦いにも期待したい。

<ジュニア男子準決勝>
宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園) 11,-9,13,13 金光宏暢(大原学園高)
張本智和(JOCエリートアカデミー) 5,7,7 戸上隼輔(野田学園高)


 

張本が戸上を破り、決勝へ
 
宇田はキレのある両ハンドドライブで金光を破った


詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018

卓レポ.comでは、連日の熱戦の模様をウェブサイトとツイッター(http://twitter.com/takurepo)で配信します。
全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。

 

\この記事をシェアする/

Rankingランキング

■大会の人気記事

NEW ARTICLE新着記事

■大会の新着記事