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【女子団体】日本がオーストリアを破り、予選1位通過を確定!

 

大会3日目、日本はオーストリアと対戦。グループリーグで最も手強い相手だったが、日本は力の差を見せつけて、ストレートで下した。
 
<女子団体第1ステージ>
日本 3−0 オーストリア
 
◯伊藤 3−0 ポルカノバ
◯石川 3−0 リュウ・ジャ
◯平野 3−0 A.ゾルヤ
 
 
 
 オーストリアのチームランキングは7位。グループリーグ内では日本に次いでランキングが高く、日本が第1ステージ(予選リーグ)を1位で通過するためには負けられない相手だ。
 トップを任されたのは伊藤で、4試合連続の先発。相手は世界ランキング21位のポルカノバ。長身のサウスポーで、サービスとバックハンドがうまい選手だ。第1ゲームは、伊藤がポルカノバの逆横回転サービスと広角に打ち分けてくるバックハンドドライブに手こずり、ジュースにもつれる。13−12とリードしたところで伊藤がタイムアウト。タイムアウト後、ポルカノバの逆横回転サービスを思い切ったフォアハンドドライブでストレートに抜き去って第1ゲームを先制する。続く第2、第3ゲームも得意の表ソフトからのバックループからの速攻で攻め立て、ストレートで押し切った。
 
 
今日も伊藤がトップで先制点!

ポルカノバは伊藤の速さに押し切られた

 

 2番は石川対ベテランのリュウ・ジャ。サウスポーでスムーズな前陣両ハンドが持ち味という似たプレースタイルの両者だが、ラリーでは石川が一枚上。試合は前陣での激しいラリーの応酬で進んだが、厳しいコースを突かれてもバランスが崩れない石川が威力のあるボールで要所の長いラリーを制し、ストレートでリュウ・ジャを下した。
 
石川は両ハンドの威力でリュウ・ジャを圧倒

 

 3番の平野が対するのは、バック面アンチラバー、フォア面に表ソフトラバーという極めて特殊なスタイルのA.ゾルヤだ。アンチラバーの性質は粒高ラバーと似ているが、より重い球質になる特徴がある。しかも、前陣でアンチラバーを使ってくるため、はまると厄介な相手だ。平野もはじめはA.ゾルヤの前陣で繰り出す下回転のボールにネットミスしていたが、「カット打ちだと思って」というベンチのアドバイスで徐々に対応し、ストレート勝ち。日本の勝利を決めた。
 
 これで日本は4試合連続1ゲームも落とさずトレート勝ち。ぶっちぎりの強さで最終戦のアメリカ戦を待たずに、グループリーグ1位通過を決めた。
 
 
平野はA.ゾルヤの変化に手こずったが勝ち切った

フォア表、バックアンチという特異なスタイルのA.ゾルヤ

最終戦を待たずに予選1位通過を決めた日本。強いぞ!

 

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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)

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