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【ジャパンオープン】男女シングルス準々決勝ハイライト①

【女子シングルス準々決勝】
平野は劉詩雯に完敗。王曼昱が木子をシャットアウト
 
劉詩雯は平野に付け入る隙を与えず

平野は打っても打っても劉詩雯に跳ね返された

ふところの広いプレーを見せた王曼昱

リズムに乗れない木子、天を仰ぐ

 
 
 平野美宇は劉詩雯(中国)と対戦。先日の世界卓球2018ハルムスタッドで平野は劉詩雯に決勝点を献上しているため、リベンジしたかったところだが完敗だった。ミドルを起点にワイドに攻めてくる劉詩雯に対し、平野も強打で対抗するがことごとく跳ね返され、勝機を見いだせなかった。
 
 王曼昱(中国)対木子(中国)の同士討ちは、王曼昱に軍配。少し距離を取り、木子の速攻をさばいてから機を見て反撃する戦術で終始王曼昱はペースを握る。一方、バック面の表ソフトからのボールをしのがれるとリズムがつくれない木子は、終盤やることがなくなってしまった。
 


【男子シングルス準々決勝】
松平がボルに敗れ、上田は張継科との激戦に散る
 
ボルはループからの両ハンドが冴えた

松平はなんとか食らいついたが…

意地と勝負勘で勝利をもぎとった張継科

上田は張継科と激しく打ち合ったがわずかに及ばず

 
 松平健太はボル(ドイツ)と対戦。サービスからの3球目やクロスへの思い切ったコース取りが冴えて松平が第1ゲームを先行したが、第2ゲームの競り合いを落とすと、ボルにペースをつかまれる。第3ゲームからは、低くて回転がかかったループドライブからの両ハンドドライブというボルの得意パターンが冴え、ゲームカウント4対1でボルが松平を下して準決勝進出。松平としては2ゲーム目のジュースを落としたのが痛かった。
 
 張継科(中国)対上田仁の試合は、これまでのベストバウトになった。序盤から激しく打ち合った両者だが、より打球点を厳しく攻めた上田がゲームカウント3対1とリードする。このまま上田がいくかと思われたが、香港オープンで吉村真晴、中国オープンでは張本に敗れ、3大会連続で日本選手に負けられない張継科がここから奮起。第5ゲームのジュースを物にすると、続く第6、第7ゲームも張継科が連取し、逆転で勝利をもぎとった。「前半は前で打ち合っていて分がよかったが、後半、相手(張継科)が少し距離を取ってきて自分のボールに合ってきたし、もっと攻めなきゃと気負いすぎた」と上田が悔いるように、第5ゲームあたりから攻めたボールのミスが増えてしまったのが痛かった。一方で、「勝負どころはさすがで自分も見習わなければいけない」と上田が称えたように、最終ゲームでのストレートへのバックハンドドライブや思い切った回り込みを敢行した張継科の勝負勘はさすがだった。
 
 
 

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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)

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