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【ジャパンオープン】男女シングルス準々決勝ハイライト②

【男子シングルス準々決勝】
世界に衝撃走る!張本が絶対王者・馬龍に勝利!
 
張本、ついに世界王者の馬龍を撃破!
 
またもや新たな怪物伝説をつくった張本

張本に押され、馬龍の表情はずっと冴えなかった

李尚洙は得意のバックハンドが火を噴いて逆転勝ち

荘智淵はフォアハンドドライブで李尚洙に肉薄

 
 
 張本智和が成すことについていちいち驚いていたらきりがないので驚かないと決めていたが、さすがにそういうわけにはいかなかった。張本が絶対王者の馬龍に勝利。卓球界において、これ以上のインパクトはそうそうないだろう。
「練習してきた投げ上げサービスが思ったより効いて、ラリーをしないで点数が取れました」と本人が振り返るように、張本はスタートからサービスで優位に立ち、馬龍からあっという間に3ゲームを連取して王手をかける。サービスからの展開に加え、チキータやフリックもよく決まり、ラリーにおいてもどんな体勢からでも形成をひっくり返してしまうバックハンドを軸に馬龍を圧倒する。
 一方、馬龍といえば、どんなボールにも対応する能力にずば抜けているが、張本の速さに全くついていけない。長年、現場で馬龍の試合を見てきているが、こんなに足が動かず、相手のプレーにびくびくしている様子の馬龍は初めて見る。しかし、さすがに世界最強の男がこのままあっさり敗れるわけもなく、第4、第5ゲームは張本のサービスと速さに慣れた馬龍が取り返す。
 ゲームオールにされると経験で勝る馬龍に対して厳しい張本は「6ゲーム目で決めたいと思い、声を出すことを心掛けて調子を戻せました」と語るように、第6ゲームのスタートから声を張り、馬龍に襲いかかる。馬龍も序盤に比べると張本の速さについていっているが、完全にペースを握っているわけではないので、焦りからか普段ならあり得ないようなフォアハンドのミスが目立つ。第6ゲームは張本が終始優位にラリーを進め、最後は馬龍のフォア側をバックハンドドライブで抜き去り、衝撃の勝利をつかんだ。
「世界一の選手にこんなに早いタイミングで勝つことができてびっくりしています。勝ったから言えることかも知れませんが、自分にとって馬龍はやりやすい選手でした。世界にはやりにくい選手がたくさんいるので、明日も勝って(自分の強さを)証明したいです」と試合後に語った張本。今日でもはや張本が誰に勝っても驚かない自信がついたので、明日もしっかり戦って優勝を目指してほしい。
 
 李尚洙(韓国)対荘智淵(チャイニーズタイペイ)の準々決勝は、フルゲームまでもつれる接戦になった。李尚洙は打球点の速さと打球の鋭さが持ち味だが、ベテランの荘智淵にしっかり対応されてゲームカウント1対3とリードされ、あとがなくなる。しかし、第5ゲームから得意のバックハンドで優位に立てるようになり3ゲームを連取。李尚洙が荘智淵を逆転で下し、準決勝に駒を進めた。
 
 今日の結果により、明日行われる男子シングルス準決勝の組み合わせは以下の通り。
 
ボル(ドイツ)対張継科(中国)
李尚洙(韓国)対張本(日本)
 
 


【女子シングルス準々決勝】
伊藤がベスト4進出!石川は陳幸同に惜敗
 
伊藤は競り合ってからさらに速攻が冴えた

パワフルなプレーで伊藤を慌てさせた鄭怡静

陳幸同は気迫で石川を振り切る

石川は迫力が増した両ハンドで陳幸同を追いつめた

 
 伊藤美誠は鄭怡静(チャイニーズタイペイ)と対戦。得意のサービスからの速攻がよく決まり、2ゲームをあっという間に連取するが、伊藤の変化速攻に対して、前で無理に付き合わずに台から少し距離を取った鄭怡静が2ゲームを返され、振り出しに戻される。しかし、「第3ゲームからサービスとレシーブがよくなくて戸惑いましたが、2対2になってから気持ちを切り替えられた」と語る伊藤が、第5ゲームから再び厳しい攻めを取り戻し、ゲームカウント4対2で鄭怡静を退け、ベスト4入りを決めた。
 
 石川佳純はベスト4入りをかけて陳幸同(中国)と対戦。陳幸同のミスがない上に威力のある両ハンドの前に2ゲームを先行され、第3ゲームも序盤リードを許す。このままいってしまうかと思われたが、「大勢の観客が来てくださってる中でストレートでは負けられないと思い、とにかく粘ることだけを考えた」という石川が、ラリーで陳幸同と互角以上に渡り合えるようになり、早い段階での決定率も上がって第3、第4ゲームを連取。試合を振り出しに戻した。第5ゲームも石川が5−2とリードし、完全に流れに乗ったかと思えたが、「5−2とリードした場面で焦って自分のタイミングでプレーできず、相手のペースになってしまった」と石川が振り返るように、陳幸同に一瞬の心の隙を突かれて第5ゲームを逆転で奪われると、第6ゲームも取られてゲームセット。陳幸同が石川を下し、準決勝に進出した。敗れはしたが、ラリーに無類の強さを誇る陳幸同を追いつめた石川の迫力あるプレーは見応えがあった。
 
 今日の結果により、明日行われる女子シングルス準決勝の組み合わせは以下の通り。
 
陳幸同(中国)対伊藤(日本)
劉詩雯(中国)対王曼昱(中国)
 
 
 
 

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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)

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