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【ジャパンオープン】女子シングルス準決勝ハイライト

【女子シングルス準決勝】
伊藤が0対3の劣勢から大逆転勝利!
 
伊藤は圧巻の対応力で大逆転劇をプロデュース

陳幸同は完勝ペースだったが…

 
 
【スコア】
◯伊藤美誠 -8, -9, -6, 9, 9, 7, 7 陳幸同(中国)
 
 伊藤美誠は決勝進出をかけて、昨日石川佳純を下した陳幸同(中国)と対戦。序盤は陳幸同ペースで進む。陳幸同は、伊藤の表ソフトからの強打をしっかり止めてミスを誘ったかと思えば、機を見て強烈なドライブを放ち、3ゲームを連取して王手をかける。第4ゲームも終始リードを許し、勝負あったかと思われたが、9−7リードで陳幸同がタイムアウトを取ってから流れが一変する。
「負けてもいいと思い切ることができた。サービスをいろいろ試したが効くサービスがあとから分かった」と試合後、伊藤がコメントしたように、巻き込み式の逆横回転系サービスが効くようになり、スマッシュも面白いように決まって3ゲームを連取して試合を振り出しに戻す。最終の第7ゲームも伊藤の勢いは止まらず、サービスからの3球目スマッシュに加え、ラリー戦でも負けなくなり、7本で勝利。なんと0対3から4ゲーム連取して大逆転勝利を収めた。
 それにしても、長年国際大会を取材しているが、中国選手が同士討ち以外で3対0リードから逆転負けしたケースはあまり記憶にない。それを成し遂げてしまう伊藤の底の知れなさが際立つ試合だった。
 


【女子シングルス準決勝】
王曼昱が劉詩雯とのハイレベルな打撃戦を制して決勝へ
 
王曼昱はストレートへのバックハンドで優位に立った

劉詩雯は王曼昱に距離を取られてペースをつかめず


 
【スコア】
◯王曼昱 7, -7, 10, -9, 6, 6 劉詩雯
 
 
 王曼昱(中国)対劉詩雯(中国)の同士討ちはハイレベルな打撃戦になった。長いリーチを生かすために少し距離を取る王曼昱と、前で速いラリーを得意とする劉詩雯の試合はゲームを取り合う展開で第5ゲームまで進む。お互いに簡単なミスをしないため、どちらがよりリスクを負って得点を狙えるかが鍵になったが、ストレートへのバックハンドドライブと回り込みフォアハンドドライブをより多く決めた王曼昱が第5、第6ゲームを連取して劉詩雯を下し、決勝進出。一方、劉詩雯としては、台から距離を取った王曼昱にボールを見られ、得意の前陣高速両ハンドが思うように効かない苦しい展開になってしまった。
 
 

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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)

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