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第10回国際クラス別パラ卓球選手権大会 〜岡、吉田らが優勝〜

11月17〜18日、大阪市舞州障がい者スポーツセンター(アミティ舞州)で第10回国際クラス別パラ選手権大会が行われた。この大会は、障害の程度(重さ)によってクラスを分けて優勝を争う。国際大会と日程が重なった今大会には多くの有力選手が姿を見せなかったが、優勝を狙う選手たちの熱戦が繰り広げられた。また、女子クラス5で12連覇中の別所キミヱはけがのため出場しなかった。

■岡紀彦が男子個人戦クラス5で13年連続の優勝

13連覇の記録を達成した岡

 鉄人・岡紀彦(岡山)が精度の高い両ハンドで13年連続の優勝という記録を達成した。昨年のファイナリスト土井健太郎(静岡)ら実力者が破れる混戦となったが、岡が準々決勝で竹田勉(熊本)とのゲームオールの熱戦を制してベスト4入りすると、準決勝ではジャパンオープン優勝の中本亨(大阪)にストレート勝ち、決勝では分がいいという杉内博幸(熊本)にもストレート勝ちで優勝を決めた。

■岡紀彦選手のコメント
「今回は番狂わせが多く、予想していた対戦相手が勝ち上がってこなかったので準備には神経を使いました。準決勝の中本君は今年のジャパンオープンで日本の車椅子チャンピオンになった選手で、1年前よりもかなり実力をつけているので苦戦しました。中本くんはフォアハンドがとても強い選手で、フォア側にツッツキしたボールを打たれたときは9割型得点されていたと思います。フォアに回すタイミングに神経を使いました。決勝は、凡ミスさえしなければ優位に進められるかなという感じはありました。3ゲーム目は雑になってしまいましたが、油断したら勝てない相手でした。
 この大会は、ここ1,2年すごいレベルが上がってきて、昔ほど勝つのが楽ではありません。(クラス別ではない)ジャパンオープンと変わらないくらいクラス5のレベルが高くなったと思います。
来年1年は勝負の年なので、用具調整がうまくいっているのは心強いです。これまでの経験をすべて生かして東京オリンピックに出られるように頑張りたいです」

■吉田信一が男子個人戦クラス3で8連覇

吉田はクラス3で8連覇の偉業

 リオ五輪日本代表の吉田信一(東京)が男子車いすのクラス3で8連覇を達成。ミスの少ない両ハンドに決定力の高いバクハンドドライブで、予選から決勝までオール3対0という圧倒的な強さで優勝を決めた。東京五輪がいよいよ視野に入ってきた今大会をいい形で終えられたことは来年にも大きな弾みとなることだろう。

■吉田信一選手のコメント
「率直に、ほっとしているところです。この大会が来年の国際大会の選考基準にもなるので、自分のノルマとしては最低でも金、最高でも金という取り組みをしてきました。今年は途中でけがをして焦りもありましたが、なんとか間に合って優勝できて、8連覇を達成することができてほっとしてるということと、国際大会ではランキングを上げて東京オリンピックを目指したいと思っています。
自分の中では安心してプレーができる用具なので、それが少ないミスと攻撃というメリハリをつけたゲームメークにつながりました。また、連覇ではなく、1試合1試合ずつ勝つんだという気持ちで取り組めたことが、優勝につながったと思います。今後は、基本を磨くのは当たり前のこととして、常に練習メニューにも組み込んでいますが、ワンランク上の速い球、緩急、コースを自分の思い通りにコントロールできるように練習に励んでいきたいと思っています」


<各種目の優勝者>
■男子個人戦
クラス1〜2 優勝 皆見信博(香川)
クラス3 優勝 吉田信一(東京)
クラス4 優勝 斎藤元希(静岡)
クラス5 優勝 岡紀彦(岡山)
クラス6 優勝 七野一輝(東京)
クラス7 優勝 井上全悠(岡山)
クラス8 優勝 佐藤泰巳(東京)
クラス9 優勝 岩渕幸洋(東京)
クラス10 優勝 大西颯眞(神奈川)
クラスS  優勝 山田優(大阪)

■女子個人戦
クラス1〜2 優勝 小澤摩由美(長野)
クラス3〜4 優勝 石橋栄(大阪)
クラス5   優勝 渡部真理子(愛媛)
クラス6〜7 優勝 曽我美枝子(東京)
クラス8   優勝 廣兼めぐみ(山口)
クラス9   優勝 石河惠美(神奈川)
クラス10〜S 優勝 青木佑季(北海道)

■男子ダブルス戦
クラス1〜5 優勝 吉田信一・長島秀明(東京)
クラス6〜8 優勝 八木克勝・井上全悠(愛知・岡山)
クラス9〜S 優勝 中村剛・松山順一(愛知)

■ 女子ダブルス戦
クラス1〜5 優勝 藤原佐登子・岩隈美穂(愛知・京都)
クラス6〜S 優勝 鈴木玉乃・石川恵子(静岡)


男子クラス1-2優勝の皆見

男子クラス6優勝の七野

男子クラス7優勝の井上

男子クラス9優勝の岩渕

女子クラス6-7優勝の曽我

女子クラス8優勝の廣兼

女子クラス9優勝の石河

女子クラス10〜S優勝の青木


パラ卓球協会:hhttps://jptta.or.jp/

(取材=佐藤孝弘)

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