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世界卓球2019ブダペスト7日目 女子シングルスは劉詩雯が優勝!

 世界卓球2019ブダペストが、ハンガリーのハングエキスポで開催。
 7日目は女子シングルス決勝が行われ、劉詩雯(中国)が陳夢(中国)を4対2で下し、金メダルを獲得した。

劉詩雯が3度目の女子シングルス決勝で悲願達成!

劉詩雯の超高速前陣両ハンドがついに実を結んだ

陳夢は強烈なフォアハンドで劉詩雯に迫ったが......

●女子シングルス決勝
劉詩雯(中国) -9,7,7,-7,0,9 陳夢(中国)

 お互いが手の内を知る劉詩雯と陳夢の決勝は、今日の出来を探り合うようなやや静かな立ち上がりでスタートした。
 いつものように前陣でドンと構え、高速の両ハンドを駆使する劉詩雯に対し、劉詩雯よりやや台から距離を取り、足を使って強烈なフォアハンドドライブを打ち込む陳夢。
 両者譲らず、ゲームカウント2対2で迎えた第5ゲーム、劉詩雯が安定性の高い両ハンドで陳夢のミスを誘い、ラブゲームで奪うと、第6ゲームは序盤から劉詩雯がラケットを強気で振ってリードを奪う。決勝まで勝ち上がり、簡単には引き下がれない陳夢も開き直って強烈なボールを打ち込んで追いすがるが、最後は劉詩雯がラリーで打ち勝って9本で勝利し、歓喜の涙を流した。
 
 これまで2度決勝で敗れている劉詩雯の悲願成就に、場内からは温かな拍手が送られたが、彼女の過去2回の決勝での敗戦でとりわけ思い起こされるのが2015年蘇州大会での丁寧戦だろう。あの試合、劉詩雯は丁寧を速さで圧倒し、ほとんど優勝を手にしかけていたが、終盤に丁寧の足のけがにペースを乱され、涙を呑んだ。あの試合で劉詩雯のデリケートな内面に触れ、「もう劉詩雯の優勝は叶わないのではないか」と思った卓球ファンや関係者は多かったと思う。
 しかし、「今回の優勝は経験とメンタルの賜物」と優勝後、本人が語ったように、劉詩雯は過去2度の痛い敗戦で気持ちの強さを養い、ここブダペストで3度目の正直を果たした。


●劉詩雯のコメント 
「感動しています。6回目の世界選手権大会で、3回目の女子シングルス決勝ということで、もし今回優勝できなかったらもうチャンスはないと思っていました。この瞬間を長く待っていました。私は優勝するに値する選手だと思っていましたが、それが少し遅かっただけ。夢のような瞬間ですね。私にチャンスを与えてくれたチームに感謝してます。私は(今回の世界卓球に向けて中国から)5番目に選ばれた選手でした。こんなにもたくさんのファンの皆さんが応援してくれてとても嬉しいです。皆さんの声援が大きな力になりました。ありがとうございます!
 陳夢はこの1年で非常に伸びましたし、強い選手であることは間違いありません。しかし、私は世界選手権大会ですでに2回決勝を戦っていますし、今回は非常にリラックスしてプレーすることができました。経験とメンタルが勝因だと思います。
 昨年チームの組織が変わって専任コーチがついていない期間があったこともあり、調子を落とした時期もありました。しかし、馬琳(元五輪王者)が私のコーチとしてついてくれ、常に励ましやサポートをしてくれました。彼を含め、チームの支えがなければこの優勝はありませんでした」

●陳夢のコメント
「まず、劉詩雯におめでとうと言いたいです。彼女は以前より世界選手権大会で上位に進出しながらタイトルが取れていなかったのを知っていますので。序盤は自分でも良いプレーができたと思います。今回初めて決勝に進出して、私に足りなかったのは経験だと感じました。今後も努力を続けていきたいです」

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2019 World Table Tennis Championships - Budapest:http://wttc2019.hu/

(写真=佐藤孝弘、文=猪瀬健治)

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