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世界卓球2019ブダペスト7日目 男子シングルスは馬龍とファルクの決勝に!

 世界卓球2019ブダペストが、ハンガリーのハングエキスポで開催。
 7日目は男子シングルス準決勝が行われ、馬龍(中国)とファルク(スウェーデン)が決勝進出を果たした。

馬龍が幅広い戦術で好調の梁靖崑を撃破

梁靖崑は果敢に打ち合ったが、勝負どころでの1点が遠かった

●男子シングルス準決勝
馬龍(中国) 8,-6,9,9,12 梁靖崑(中国)

 馬龍対梁靖崑の試合は、場内がたびたびどよめくような激しいラリーが繰り広げられたが、勝負どころの1本を馬龍がことごとく物にし、ゲームカウント4対1で梁靖崑に勝利。
 この試合は、とにかく馬龍のうまさが目立った。特に、台上でストップやツッツキを送った後、梁靖崑の攻撃をいったん受けてからのラリーは安定性とバリエーションに富んでおり、ことごとく点数に結びついていた。
 一方、梁靖崑は、樊振東(中国)や丹羽孝希を倒した固いブロックとパワフルな攻撃で馬龍に迫ったが、「第3、第4ゲームの競り合いを物にできなかったのは経験の差」と敗戦後、認めたように、馬龍の豊富な経験に裏打ちされた引き出しの多さに屈した。

ヨーロッパ勢としては、2003年パリ大会以来となる決勝進出を果たしたファルク

明日の決勝、ファルクはヨーロッパの地の利を生かせるか

安宰賢の快進撃はストップしたが、世界にその名を鮮烈にアピールした
 

●男子シングルス準決勝
ファルク(スウェーデン) -8,7,-3,4,9,-2,5 安宰賢

 ファルク対安宰賢の準決勝は、「ファルクの質の高いバックハンドとバックを嫌ってフォアに送ったときに待ち構えているスマッシュを、安宰賢がどう突破するか」が焦点だった。
 ラブオールの声がかかると、安宰賢はループドライブを使わず、足を使って早い段階から直線的な弾道のパワードライブを打ち込む戦術でファルクの速攻を封じ、第1ゲームを先制する。続く第2ゲーム、今度はファルクが昨日ゴズィー(フランス)を沈めたツッツキからループドライブを狙い打つパターンで返す。
 安宰賢にループドライブを打たせればファルク、ファルクにループドライブを送らなければ安宰賢、という構図で試合はゲームオールにもつれ込む。お互いの戦術が長く効かず、明暗がはっきりした形でゲームを取り合ったのは、それだけファルクと安宰賢がギリギリのラインを狙って駆け引きしていた証左だろう。
 最終ゲームは序盤もつれるが、中盤からファルクが思い切った速攻を仕掛けて抜け出し、安宰賢を振り切った。ヨーロッパ勢としては、2003年パリ大会のシュラガー(オーストリア)以来となる決勝進出だ。

 ファルクは明日、馬龍(中国)と金メダルを賭けて争うが、2003年パリ大会で中国勢を連破して優勝したシュラガーの再来となれるのか。馬龍はとてつもなく高い壁だが、ヨーロッパの地の利を生かしたファルクの一世一代の当たりに期待したい。

 一方、敗れた安宰賢もセンセーショナルな活躍を見せた。まだ19歳と若いだけに、今回の経験で飛躍的に化ける可能性がある。今後、要注目の選手だ。

●ファルクのコメント
「とてもハッピーで言葉が出てきません。一球一球に集中することだけを心がけてプレーしました。決勝に残れたことはとても嬉しいです。ワルドナー、パーソンといった先輩たちの栄光に続くよう精一杯プレーするつもりです。
 明日の決勝の相手・馬龍は世界ナンバーワンの選手でタフな試合が予想されますが、全力を尽くしたいと思います」

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ITTF(国際卓球連盟):https://www.ittf.com/tournament/5000/2019-world-championships/
2019 World Table Tennis Championships - Budapest:http://wttc2019.hu/

(写真=佐藤孝弘、文=猪瀬健治)

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