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2021年全日本卓球 男子シングルス2位 森薗政崇「邱建新さんのタイムアウトが素晴らしかった」

 全日本卓球では、男子ダブルスで2度、混合ダブルスでは3度の優勝を飾っている森薗政崇(BOBSON)だが、シングルスのベスト4入りは今回が初。今大会では、初戦で篠塚大登(愛工大名電高)との激しい打撃戦を制して、5回戦では岡山リベッツのチームメートの町飛鳥(鹿児島県体育協会)、6回戦では勢いに乗る高校生の小林広夢(愛工大名電高)、準々決勝では変則的なカット主戦型の英田理志(愛媛県競体)らを破りベスト4入り。いずれも厳しい戦いを乗り越えての決勝進出は森薗の代名詞でもあるガッツのたまものだろう。シングルスで初の決勝の舞台を踏んだ森薗の試合後の声を聞いてみよう。

●男子シングルス決勝
及川瑞基(木下グループ) -8,-10,5,-8,9,10,4 森薗政崇(BOBSON)

-準優勝という結果をどのように受け止めていますか?

 難しいですね、ひとまず今大会の個人的な目標としては、ベスト4に入って2月末からのカタールオープンの出場権を獲得することだったんです。でも、一つ一つ勝っていくにつれて、選手として欲も出てきますし、決勝はマッチポイントも取って、3対1でリードもして、内容的にはそんなにリードしている感覚はなかったんですけど、傍から見てポイントだけ見たら、惜しかったって言われると思うので、素直に悔しいです。

-決勝戦の勝敗を分けたポイントはどこだったと思いますか?

 ゲームカウント2対0の4-1で、及川のベンチコーチの邱建新さんがタイムアウトを取ってきて、邱さんに僕は10年間ドイツでお世話になっていて、元々すごい策略家で、何かを仕掛けてくるとは思っていました。
 それで、タイムアウトの後、1本目ですぐに「あっ、こう変えてきたんだな」っていうのがすぐに分かりました。それに対して僕がフォア側に出したサービスをストップでもフリックでもなく、ツッツキで深く押し込んできて、それを僕が持ち上げたのを強打じゃなく、ブロックでもう一度バックに詰めるという指示が出たとすぐに思いました。
 及川のツッツキの質も高かったし、集中力も高く、ブロックもミスらなくて、徐々に点数が取れる手段が減らされていきました。卓球は本当に集中力のスポーツなので、段々と追いつかれて焦ってくると僕には凡ミスが出だして、やっぱりあのタイムアウトは素晴らしかったと思います。
 結果的に決勝負けはしたんですけど、個人的には自分の卓球が多少なりともいい方向に向かっている思っています。そのひとつはサービスです。サービスのモーションや切り方を大会2、3週間前に変えました。僕はベンチコーチを入れずに戦っていますが、一応、プライベートでコーチだと思っている人がいて、サービスがすごい上手な人で、その人に習いながら、今回いいサービスが出せたんじゃないかと思います。

-具体的な次の目標は何ですか?

 すごい劇的な負け方をして、気持ちが落ちてるんじゃない? ってさっきもいろんな方から連絡をもらったんですけど、ぶっちゃけ、悔やしいのは悔しいんですけど、卓球を長くやってればいろんな事があるよねっていうふうに、今は自分の中で割り切れていて、そんなにいいボールタッチがあるわけでもなく、才能があるわけでもなく、脇目も振らずずっと歩いてきた結果だと思うので、ひとまず次のTリーグやカタールオープンに向けて、前に進んでいければいいなと思います。

-初めて戦った決勝の舞台はどうでしたか?

 特に普段と変わらないと感じました。正直、全日本の初戦の方がもっと緊張しましたし、自分のプレーが出しづらかったんですが、やっぱりゲームカウント3対1リードでマッチポイントを取ったとき、ものすごく勝ちを意識してしまって。
 そこからのプレーは、なんであれをやっちゃったんだろうというのがいくつかあったので、そういった場の雰囲気というのは全日本が持つ力だなと感じました。
 接戦で及川に負けたということは、及川のほうが僕より少し強かった、それだけだと思います。

-ダブルスの名手といわれる森薗選手が、シングルスのみの今大会で結果を出せたことについてはどう思いますか?

 毎回、毎回、シングルスで結果が出ないたびに色んな人から「(森薗は)ダブルスだけだ」という厳しいお言葉をいただいて、僕からすると、今回優勝してそういった人たちを見返したい気持ちが強かった。結果的に日本一を取ることができなかったので、またそういった人たちを見返せるように頑張っていきたいです。

(まとめ=卓球レポート)

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