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富山インターハイ 横井が奇跡的な大逆転で三冠王に! 〜女子シングルス最終日〜

 2021年8月12日〜17日、富山市総合体育館(富山県)にて第90回全国高等学校卓球選手権大会(インターハイ)が開催されている。
 大会最終日は女子シングルス準々決勝〜決勝が行われ、横井咲桜(四天王寺)が優勝。横井は女子学校対抗、女子ダブルスに続き、女子シングルスのタイトルを獲得して三冠王に輝いた。

横井が6度のマッチポイントを跳ね返し、三冠王!

平成9年度にOBの武田明子が獲得して以来となる三冠王に輝いた横井

横井は必死に動き、両ハンドを振り続けた

決勝は気合い十分だったが、よもやの逆転負けを喫した大藤


●女子シングルス決勝
横井咲桜(四天王寺) -3,-4,13,3,11 大藤沙月(四天王寺)

 女子シングルス決勝は、第1シードの横井咲桜(四天王寺)対第2シードの大藤沙月(四天王寺)の順当ともいえる同士打ちになった。
 試合が始まると実績で勝る大藤が横井を圧倒し、あっという間に2ゲームを連取する。3ゲーム目も大藤が10-8とリードし、大藤の優勝の瞬間を収めようとカメラを構えたとき、奇跡が始まった。
 続く1本を横井が返して10-9にするが、次のレシーブを横井は大きく浮かせてしまう。大藤でなくても、打てばほとんど決まるようなチャンスボールだ。しかし、それが優勝へのプレッシャーだったのか、大藤がこのボールをまさかのスマッシュミス。そこからジュースにもつれ、2度のチャンピオンシップポイントを握られながらも横井がしぶとくこのゲームを返すと、一方的な大藤ペースだった試合の雰囲気が一変する。
 第4ゲームは息を吹き返した横井があっさり取ると、最終の第5ゲームは一進一退で試合が進む。大藤が得意のストレートへのバックハンドドライブで先手を取れば、横井がしぶとくボールに追い付き、打ち返す。ときに男子選手のような引き合いを交えながら見応えのあるラリーが続いたが、先にチャンピオンシップポイントをつかんだのは大藤。しかし、またしても横井が食らいつき、ジュースに持ち込むと13-11で逆転勝利。数えること実に6度のマッチポイントを跳ね返しながらつかんだ大逆転劇だった。
 これで横井は、女子学校対抗、大藤と組んだ女子ダブルスに続き三冠を獲得。女子では、平成9年度に四天王寺OGの武田明子が達成して以来の三冠王の誕生だ。実力がありながら、これまで大藤の影に隠れていた感のあった横井だが、この三冠獲得で一気にトップシーンへ躍り出たといえるだろう。
 横井、大藤はまだ2年生で、この学年には他校にも明徳義塾の青井や白山、リベルテの赤江などタレントがそろっている。来年の女王争いが今から楽しみだ。

 一方、ほとんど三冠王を手中にしかけていた大藤にとっては悪夢の敗戦となってしまった。「最後の最後まで自分を信じてプレーできたらよかった。必ず来年は三冠を獲得して、次の年のパリオリンピックに出られるように頑張りたい」と敗戦後、大藤は涙は拭きながら気丈に宣言した。


準々決勝で赤江との接戦を気迫で勝ち、3位に入った菅澤

枝廣は、面田、白山と強敵を連破して表彰台

 
 菅澤柚花里(四天王寺)は、準々決勝で赤江夏星(リベルテ)をゲームオールで振り切り、3位。準決勝では横井にゲームカウント2対0とリードしたものの、そこから得意のワイドなコース取りを読まれて逆転され、涙を飲んだ。

 もう一方の3位は、枝廣愛(就実)。多彩なサービスからの速攻で、5回戦で優勝候補の1人・面田采巳(四天王寺)をゲームオールで下すと、準々決勝では白山亜美(明徳義塾)に勝利し、表彰台をつかんだ。


女子シングルスでベスト8入りした選手

動きのよさが光る青井さくら(明徳義塾)。横井と接戦を演じた

立川朋佳(進徳女子)は、大藤に完敗するも8強と大健闘

赤江夏星(リベルテ)は菅澤との打撃戦にゲームオールで敗れた

接戦を物にしてベスト8まで勝ち上がった白山亜美(明徳義塾)


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詳細な大会記録はこちら
卓球 (8月17日) | 北信越総体 2021https://kirokukensaku.net/0IH21/discipline_060_20210817.html

(取材=佐藤孝弘/猪瀬健治)



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