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富山インターハイ 谷垣が男子シングルスを制し、三冠王! 〜男子シングルス最終日〜

 2021年8月12日〜17日、富山市総合体育館(富山県)にて第90回全国高等学校卓球選手権大会(インターハイ)が開催されている。
 大会最終日は男子シングルス準々決勝〜決勝が行われ、谷垣佑真(愛工大名電)が優勝。谷垣は男子学校対抗、男子ダブルスに続き、男子シングルスのタイトルを獲得して三冠王に輝いた。

谷垣が圧倒的な攻撃力で三冠王に!

OBの木造勇人以来となる三冠王を獲得した谷垣

後輩に対しても向かっていく気持ちの強さで頂点に

どこからでも強打できるのが谷垣の強み

優勝してもおかしくない質の高いプレーを見せた吉山

●男子シングルス決勝
谷垣佑真(愛工大名電) -9,12,8,2 吉山僚一(愛工大名電)

 男子シングルス決勝は、準決勝でダブルスの盟友であり、優勝候補の筆頭と目されていた篠塚大登(愛工大名電)を下した谷垣佑真(愛工大名電)と、2019年全日本ジュニア男子王者の吉山僚一(愛工大名電)の同士打ちになった。
 先制したのは吉山。得意のチキータからストレートへのドライブを効果的に決め、1ゲーム目を奪うと、2ゲーム目も10−9とリードする。しかし、谷垣がこの窮地をしのいでからペースを握る。
 谷垣は、「他の選手と違う軌道のボールを打っている。発想が自由で、両ハンドともどこからでもどこへでも打つ」と愛工大名電の今枝監督が評する両ハンドドライブで吉山をぐいぐい攻め立て、ゲームカウント3対1で勝利。谷垣は男子学校対抗、篠塚と組んだ男子ダブルスに続いてシングルスのタイトルも獲得し、平成27年に愛工大名電OBの木造勇人(愛知工業大)が達成して以来となる三冠王に輝いた。
 今回の谷垣はとにかく攻撃力が抜きん出ており、プレー位置などはお構いなしにうなりを上げながら相手コートに突き刺ささっていくボールの破壊力は、中国の許昕やブラジルのカルデラーノを連想させる。まだ国際大会での経験は少ないが、「この球威ならば世界でも」と想像をたくましくさせてくれるような今大会の谷垣のプレーだった。

 2年生の吉山は、準々決勝でチームメイトの鈴木楓(愛工大名電)、準決勝で今大会当たっている高橋航太郎(実践学園)を連破して決勝進出。決勝の谷垣戦でも1ゲーム目を先制し、2ゲーム目も連取するチャンスがあったが、「攻めてはいたけど『これをミスれば負ける』と心では守っていた」と本人が悔いるように、わずかに消極的になったところを谷垣に突かれ、逆転を許してしまった。
「1本の重みを感じました。来年は三冠を取れるようにがんばります」と敗戦後、吉山は雪辱を誓った。

優勝候補筆頭の篠塚は谷垣の攻撃力に屈した

相次ぐ激戦を耐えた高橋。気持ちの強い選手だ

 
 TリーグのT.T彩たまで活躍し、優勝の本命と見られていた篠塚は谷垣に敗れ、3位に終わった。1ゲーム目を15-17で落としたことが尾を引き、2ゲーム目を返すものの、谷垣の思いきった攻めに飲み込まれた。向かってくる谷垣に対し、やや受けてしまったのが悔やまれる。

 もう一方の3位、高橋は、4回戦で岩永宗久(帝京安積)、5回戦で原大翼(東山)、準々決勝で飯村悠太(野田学園)と3試合連続でゲームオールの大激戦を勝ち抜き、準決勝へ進出。準決勝の吉山戦ではサービスとレシーブで遅れを取り、勝機を見い出せなかったが、「(優勝という)目標には届きませんでしたが、思い切ってプレーできたので悔いはないです」と試合後、高橋はすがすがしい表情を見せた。


男子シングルスでベスト8入りした選手

岡野俊介(愛工大名電)。長いリーチを生かした攻撃で勝ち上がったが谷垣に敗れた

鈴木楓(愛工大名電)はベスト8。吉山に攻めがやや遅くなったところを突かれた

5回戦でジュニア王者の濵田を下した飯村悠太(野田学園)

学校対抗出番なしの萩原啓至(愛工大名電)の8強は、愛工大名電の層の厚さを物語っている


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詳細な大会記録はこちら
卓球 (8月17日) | 北信越総体 2021https://kirokukensaku.net/0IH21/discipline_060_20210817.html

(取材=佐藤孝弘/猪瀬健治)



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