世界卓球2025ドーハ(個人戦)が5月17日〜25日までカタールのドーハで開催される。ドーハでの開催は2004年以来2度目で、個人戦は今回が初開催。
大会初日の5月17日(土)は女子シングルス1回戦が行われ、日本勢や有力選手が出場。日本勢では大藤沙月、伊藤美誠が出場し、それぞれ快勝を収めて2回戦へ駒を進めた。
※写真は大藤沙月
大藤沙月(日本) 4(5,10,8,5)0 ベガ(チリ)
伊藤美誠(日本) 4(4,5,5,2)0 ブルゴス(プエルトリコ)
全種目を通じて日本勢の1番手として登場した大藤沙月は、ベテラン左腕のベガと対戦。ロビングを交えながら幅広いエリアでプレーしてくるベガを快速両ハンドでたたみかけてストレートで下し、先陣の大役を果たした。
大藤に続き、伊藤美誠もストレートの快勝で2回戦進出。緩急自在の変化速攻で面白いように得点を重ねてブルゴスを寄せ付けず、好調をアピールした。
▼女子シングルス1回戦
孫穎莎(中国) 4(5,6,5,7)0 マチウニナ(ウクライナ)
S.サウェッタブート(タイ) 4(-9,8,6,5,2)1 アクラ(インド)
鄭怡静(中華台北) 4(9,5,5,8)0 パク・スギョン(北朝鮮)
ポルカノバ(オーストリア) 4(-8,-7,10,8,14,11)2 パラナン(タイ)
陳幸同(中国) 4(7,4,3,1)0 SONDAY(南アフリカ)
第1シードの孫穎莎(中国)はマチウニナを圧倒して2回戦進出。前回に続く連覇に向けて上々のすべり出しを見せた。
Tリーグでも活躍したS.サウェッタブート(タイ)は、アクラ(インド)の変化プレーに第1ゲームを奪われるが、第2ゲーム以降は緩急を使った見事な対応力で4ゲームを連取し、難敵を下して2回戦進出。
中華台北の大黒柱・鄭怡静もパク・スギョン(北朝鮮)にストレートで打ち勝って2回戦へ。
ヨーロッパ女王のポルカノバ(オーストリア)はパラナン(タイ)との左腕対決に勝利し、2回戦進出。パラナンのセンスフルな両ハンドに2ゲームを連取されたが、第3ゲームからは持ち味のリーチの長さを生かした速攻でペースをつかんで競り勝った。
優勝候補の一角・陳幸同(中国)も圧勝で2回戦に勝ち進んでいる。
卓レポX(旧ツイッター)では大会の速報をお届けします。
詳細な記録は下記サイトでご確認ください。
WTT:https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=3108
(取材/まとめ=卓球レポート)




