世界卓球2025ドーハ(個人戦)が5月17日〜25日までカタールのドーハで開催される。ドーハでの開催は2004年以来2度目で、個人戦は今回が初開催。
大会2日目の5月18日(日)は女子シングルス1回戦が行われ、日本勢や有力選手が出場。日本勢では平野美宇、張本美和、早田ひなの3人が出場し、それぞれ快勝を収めて2回戦へ駒を進めた。
※写真は張本美和
平野美宇(日本) 4(-8,6,5,7,5)1 デ ヌッテ(ルクセンブルク)
張本美和(日本) 4(8,15,-9,9,7)1 ペソツカ(ウクライナ)
早田ひな(日本) 4(6,5,9,12)0 ディアコヌ(ルーマニア)
平野は、デ ヌッテと対戦。デ ヌッテのYGサービス(逆横回転系サービス)からのバックハンド強打に第1ゲームを先制されたが、第2ゲーム以降は落ち着いて持ち味の両ハンドで畳み掛け、危なげなく2回戦進出。「1ゲームは焦ってしまいましたが、以降は1球ずつやるべきことを意識しました。2年に1回の世界卓球は、次にいつチャンスが来るか分からない気持ちで臨んでいますが、今回は良い意味であまり考え過ぎず、上だけを見て試合に集中して頑張りたいです」と平野。今大会で世界卓球通算8度目の日本代表という経験をへて至った心境で、2017年デュッセルドルフ大会以来のメダルを目指す。
張本美和は33歳のベテラン・ペソツカ(ウクライナ)に勝利し、2回戦に駒を進めた。「初対戦の選手で動画を見ていても簡単に勝てる相手ではないと思いました。そう思いながら試合に入れたので、もちろん簡単な勝利ではなかったですが、準備が良かったなと思います」と語る通り、ペソツカの独特のサービスとバックハンド、堅い守備に苦しみ各ゲームとも競り合いになったが、気持ちを切らさずに両ハンドを振り、ペソツカのフォア側を効果的に攻めて勝ち切った。
日本勢女子シングルス最後の登場となった早田ひなも、切れ味鋭い両ハンドでラリー巧者のディアコヌ(ルーマニア)を圧倒し、2回戦に駒を進めた。「目標を決めずに自分に期待しないことが一番の目標。『勝てれば100点』という感覚で今回は挑みたいなと思っているので、この世界選手権という舞台を思う存分に楽しみたいなと思います」と、前回に続く表彰台に向けて楽しみながら挑戦することを誓った。
これで、日本勢は女子シングルスに出場した5人全員が勝利し、2回戦へ駒を進めた。
▼女子シングルス1回戦
王曼昱(中国) 4(3,6,4,-11,4)1 ウィエルゴス(ポーランド)
ピョン・ソンギョン(北朝鮮) 4(2,2,4,2)0 サバレタ(コスタリカ)
王芸迪(中国) 4(2,9,-13,8,9)1 朱成竹(香港)
A.ディアス(プエルトリコ) 4(5,9,7,-10,7)1 ベルガンド(スウェーデン)
石洵瑶(中国) 4(5,3,8,7)0 林依諾(香港)
卓レポX(旧ツイッター)では大会の速報をお届けします。
詳細な記録は下記サイトでご確認ください。
WTT:https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=3108
(取材/まとめ=卓球レポート)




