世界卓球2025ドーハ(個人戦)が5月17日〜25日までカタールのドーハで開催される。ドーハでの開催は2004年以来2度目で、個人戦は今回が初開催。
大会3日目の5月19日(月)は女子シングルス2回戦が行われ、早田ひなが3回戦進出。一方、平野美宇が敗れる波乱があった。
※写真は早田ひな
早田ひな(日本) 5,9,1,2 シャハサバリ(イラン)
ラコバッチ(クロアチア) 8,-7,10,-5,6,7 平野美宇(日本)
早田ひなは3回戦進出をかけて左腕のシャハサバリ(イラン)と対戦。軽快な両ハンドで左腕対決を制し、3回戦に駒を進めた。体のキレ、腕の振りとも鋭く、前回に続くメダルに向けて好調なプレーを続けている。
一方、平野美宇は世界ランキング137位のラコバッチ(クロアチア)に敗れた。
序盤から、ラコバッチの投げ上げサービスと長いリーチから繰り出してくる強打に押され、なかなか主導権を握れない展開が続く。2回戦で負けられない平野は懸命にラケットを振るが、得意のバックストレートやハリケーンと称される両ハンドの連打をラコバッチの長いリーチに拾われ、ゲームカウント2対4で敗戦。無念の2回戦敗退となってしまった。
一方、金星を挙げたラコバッチは、見事なプレーを見せた。レシーブのタイミングが取りにくい投げ上げサービスからの思い切った強打と、攻められたときの長いリーチを生かしたブロック、そして何より「勝ってやるぞ!」という気迫は素晴らしく、3回戦も注目だ。
▼5月19日に行われた女子シングルス2回戦の全結果
孫穎莎(中国) 2,5,9,4 ピョン・ソンギョン(北朝鮮)
申裕斌(韓国) -9,6,5,-10,5,1 シンゲオルザン(ルーマニア)
ラコバッチ(クロアチア) 8,-7,10,-5,6,7 平野美宇(日本)
徐孝元(韓国) 6,-10,8,4,8 ピッコリン(イタリア)
ヴィンター(ドイツ) 2,8,2,4 ラハリマナナ(マダガスカル)
バヨール(ポーランド) 9,8,11,-8,10 S.サウェッタブート(タイ)
チャン・モー(カナダ) 5,6,4,3 レイエス ライ(アメリカ)
ゴーダ(エジプト) -9,4,5,7,7 G.タカハシ(ブラジル)
王芸迪(中国) 4,7,8,7 ワン・エイミー(アメリカ)
ルプレスク(セルビア) 棄権 サマラ(ルーマニア)
石洵瑶(中国) 2,1,8,3 トドロビッチ(セルビア)
早田ひな(日本) 5,9,1,2 シャハサバリ(イラン)
A.ディアス(プエルトリコ) -7,6,3,8,-6,5 蔡昀恩(中華台北)
スッチ(ルーマニア) 5,4,8,3 ツェン・ジーイン(チリ)
李昱諄(中華台北) -9,9,7,8,7 チャン・リリー(アメリカ)
ハン・イン(ドイツ) 10,10,8,8 アラポビッチ(クロアチア)
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WTT:https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=3108
(取材/まとめ=卓球レポート)




