世界卓球2025ドーハ(個人戦)が5月17日〜25日までカタールのドーハで開催される。ドーハでの開催は2004年以来2度目で、個人戦は今回が初開催。
大会3日目の5月19日(月)は男子シングルス2回戦が行われ、日本からは松平賢二が出場。D.ハーベゾーン(オーストリア)に敗れ、3回戦進出はならなかった。
※写真はフレイタス(ポルトガル)
D.ハーベゾーン(オーストリア) 5,5,7,9 松平賢二(日本)
昨日は日本チームの大トリで出場し、見事な勝利を飾った松平賢二だったが、2回戦で2つ年上の38歳、D.ハーベゾーンとのベテラン対決に敗れた。
試合は序盤から、D.ハーベゾーンにフォアハンドサービスからのパワードライブで得点を重ねられる苦しい展開。気負いからか打ちミスやサービスミス、レシーブミスも続き、流れを引き寄せることはできなかった。
「頭の中での切り替えがうまくいかなかった。相手と試合をしていたというより自分との葛藤がありすぎて、そこに集中力を割いてしまった」と敗因を振り返りつつ、「家族や会社など、本当に多くの人に支えられているなということをあらためて痛感しました。そうしたことを自分も伝えながら、また頑張ってチャレンジしていくだけです」と周囲への感謝と抱負を語った松平。
3回戦進出はならなかったが、36歳で世界卓球男子シングル日本代表をつかみ取り、1回戦を堂々と勝った松平の勇姿は、多くの選手や卓球ファンの心に火をともしたに違いない。松平の次のチャレンジに期待したい。
▼5月19日に行われた男子シングルス2回戦の全記録
ジャービス(イングランド) 9,9,8,-9,-1,-6,8 ダン・チウ(ドイツ)
キリタ(ルーマニア) 3,4,9,6 アレグロ(ベルギー)
フレイタス(ポルトガル) -6,8,-10,3,8,-8,10 O.アサール(エジプト)
梁靖崑(中国) -5,7,3,8,8 ジェラルド(ポルトガル)
F.ルブラン(フランス) 5,6,6,9 シャー(インド)
呉晙誠(韓国) 8,5,6,5 サリーン(オーストラリア)
安宰賢(韓国) 5,-8,9,-9,9,8 ムラデノビッチ(ルクセンブルク)
デュダ(ドイツ) 7,6,6,3 No.アラミヤン(イラン)
アルナ(ナイジェリア) 7,-3,8,-8,7,10 ハウグ(ノルウェー)
E.イオネスク(ルーマニア) -6,-7,-4,5,13,5,6 ジャア(アメリカ)
ラッサンフォス(ベルギー) 4,-11,-8,9,6,-10,9 バルター(ドイツ)
高承睿(中華台北) -9,-10,7,5,7,9 ジオニス(ギリシャ)
モーレゴード(スウェーデン) 8,-10,11,-6,2,5 サンチ(アルゼンチン)
フランチスカ(ドイツ) 6,10,8,7 S.クルチェツキ(ポーランド)
D.ハーベゾーン(オーストリア) 5,5,7,9 松平賢二(日本)
王楚欽(中国) 3,3,5,4 イイヅカ(ブラジル)
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WTT:https://worldtabletennis.com/eventInfo?eventId=3108
(取材/まとめ=卓球レポート)




