2025年7月18~21日、日環アリーナ栃木(栃木県宇都宮市)で「バタフライ 第44回全日本クラブ卓球選手権大会」が開催。大会初日の7月18日は開会式と、50歳以上の部、65歳以上の部が行われた。
開会式で大会の主催者して挨拶に立った公益財団法人日本卓球協会の星野一朗副会長は、今大会は日本にもヨーロッパのようなクラブシステムを導入させたいという荻村伊智朗さんの思いから始まったというエピソードを披露。
続いて、今大会を主管する一般社団法人栃木県卓球連盟の相良健治会長は、全国から集まった選手や関係者を歓迎するとともに、宇都宮市の餃子や日光東照宮など、栃木県の魅力を紹介した。
今大会を特別協賛し、タイトルスポンサーを務める株式会社タマス(バタフライ)の代表取締役社長・大澤卓子は、今大会が小中学生から65歳以上の選手が一堂に会する意義深い大会で、バタフライでも社員チームを結成して練習に励んでいること、それを通じて接点が少なかった社員同士が声を掛け合う姿が見られることを挙げ、 卓球が人と人をつなぐ力があることを実感していることを紹介した
大会初日の競技は、50歳以上の部と65歳以上の部が行われ、出場した前回優勝4チームの内、3チームが姿を消す波乱の展開となった。
男子50歳以上の部で前回王者のTASK(千葉)は2回戦でWINS(大阪)と対戦。実力者の柳延恒に単複で2点取りされ、無念の初戦敗退となった。
女子50歳以上の部の前年優勝チーム、SORA(東京)は2回戦で卓龍会(群馬)に快勝したが、3回戦で小浜クラブ(兵庫)の独特のプレーに苦しんで、まさかのストレート負けを喫した。
女子65歳以上の部で昨年優勝した大田クラブ(東京)は2回戦で神戸クラブ(兵庫)に3対2で競り勝ったが、続く3回戦で高槻クラブ(大阪)では1番ダブルスを先行するもシングルスで3連取され、ベスト8で姿を消した。
男子65歳以上の部の前回王者・秋山卓球(福岡)は初戦の2回戦でペンホルダーの強豪をそろえる卓精会(東京)に苦戦。トップでダブルスを落とすと2番から4番までいずれも競り合う展開となったが、昨年の優勝に貢献した上松、栗原、吉田が地力を発揮して、辛くも逆転勝利を収めた。
今大会の詳しい記録は公益財団法人 日本卓球協会の公式ホームページをご覧ください。
(取材=兼吉秀洋)




