高校生たちの祭典、全国高等学校総合体育大会（インターハイ）の卓球競技が7月31～8月4日に山口県下関市のJ:COMアリーナ下関（下関市総合体育館）で開催される。
試合開始に先駆けて、ここでは女子学校対抗の見どころを紹介しよう。
※写真は春の高校選抜を制した四天王寺ベンチ
【女子学校対抗の展望】
王座奪還に燃える四天王寺を桜丘、山陽学園らが追う
注目の星槎横浜は初出場初優勝なるか
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昨年優勝のリベルテ（大阪）がメンバーがそろわず出場を見送る中、優勝候補筆頭になるのは春の高校選抜で10連覇を達成した四天王寺（大阪）だ。11連覇がかかった昨年のインターハイは大阪府予選でリベルテに敗れて出場がかわなかったため、今大会に向けては期するものがあるだろう。陣容も、札幌インターハイ女子シングルス優勝の青木咲智を筆頭に、昨年の長崎インターハイ女子シングルス8強の髙森愛央、左腕の萩原怜奈、カットの冨田純菜、ルーキーの井上真夕と力のある選手がそろっている。王座奪還に向けて、気持ちをこめて下関に乗り込んでくるはずだ。
四天王寺を追う勢力としては、まず前回2位で第2シードの桜丘（愛知）。今大会の女子シングルスで第1シードを張るカットの山室早矢、一昨年の女子シングルス3位で昨年8強の田旻一を中心に前回越えを狙う。
選抜3位で絶対エースの面手凛を擁する山陽学園（岡山）、昨年3位で左腕の日下部詩季がけん引する遊学館（石川）ら4シード勢も上位進出の有力候補だ。
シード勢以外で注目のチームは、初出場の星槎横浜（神奈川）。木下アカデミーで鍛練を積む選手たちで構成されたチームで、高知全中2位の牧野美玲、昨年女子シングルスベスト16の櫻井花ら力のある選手がそろう。神奈川県予選では選抜準優勝でインターハイ上位常連の横浜隼人を下して本大会出場を決めており、力に加えて勢いもある。初出場初優勝も決して夢物語ではない。
その星槎横浜は第2シードの桜丘の下に入った。1回戦で北海道王者の留萌（北海道）に勝てば桜丘と対戦するが、留萌もエースの松元菜音を軸に力のある選手がそろっており、簡単には引き下がらないだろう。
桜丘が第2シードの意地を見せるのか。それとも新興の星槎横浜が突っ走るか。あるいは北の雄・留萌が待ったをかけるのか。序盤の大注目ブロックだ。
選抜8強の明徳義塾（高知）、進徳女子（広島）、正智深谷（埼玉）、龍谷大平安（京都）も虎視たんたんと上位をうかがう。
そのほか、東北優勝の青森商業（青森）、中国優勝の明誠（島根）、九州優勝の希望が丘ら各ブロック大会優勝チームの勝ち上がりのも注目だ。
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（まとめ＝卓球レポート）
