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2026年全日本卓球 男子シングルスはベスト4が決定

 
 2026年(令和7年度)全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)が1月20日から25日まで東京体育館で開催される。
 今年も昨年同様、シングルスとダブルスが分離開催され、シングルスは東京体育館(東京都)で1月20日から25日まで、ダブルスはスカイホール豊田(愛知県)で1月29日から2月1日にかけて開催される。
 シングルスの大会5日目の1月24日は、男子シングルス準々決勝が行われ、ベスト4が出そろった。
※写真は篠塚大登(愛知工業大)

松島は3つのジュースを物にし、勝負強さを見せて4強
渾身のカウンターで松島に肉薄した吉村
ゲームオールの接戦を勝ち切った張本
木造は高速バックハンドで張本を追い詰め、会場を大いに沸かせた
谷垣はコートを広く使って川上の速さを凌駕
谷垣に惜敗の川上。4強ならずも、来年の成長が楽しみだ
篠塚はバックハンドでペースを握り、宇田を撃破
宇田は持ち味の豪打で攻め込んだが、勝負どころでミスが出てしまった


▼男子シングルス準々決勝の結果(1月24日)
松島輝空(木下グループ) 4(-11,10,12,11,6)1 吉村真晴(SCOグループ)
張本智和(トヨタ自動車) 4(4,-8,-10,7,9,-8,8)3 木造勇人(関西卓球アカデミー)
谷垣佑真(愛知工業大) 4(3,-11,-5,10,11,9)2 川上流星(星槎国際高横浜)
篠塚大登(愛知工業大) 4(4,-6,9,9,-6,11)2 宇田幸矢(協和キリン)


 第1シードの松島輝空(木下グループ)対吉村真晴(SCOグループ)の準々決勝は、ゲームカウント4対1で松島が勝利し、準決勝進出を果たした。
 スコアこそ4対1だが、試合内容はスリリングだった。第1ゲームは、吉村が松島の株を奪うような狙い澄ました両ハンドカウンターで先制する。第2ゲーム以降も、吉村は、松島がたじろぐほどのリスキーなプレーで迫り、第2ゲームから第4ゲームまでの3ゲームはいずれもジュースまでもつれ込む接戦になる。しかし、いずれのジュースも、競り合いになってからミスが出ない松島が物にし、第5ゲームも吉村を寄り切って昨年に続いて準決勝に駒を進めた。
 一方、いつもよりさらにリスクを負ったプレーで松島を脅かした吉村だったが、競り合いを物にできずに敗れた。昨年のリベンジとはならなったが、会場がどよめくようなボールを幾度も放ち、さすがの存在感を見せた。

■吉村真晴選手のコメント
「競り合いで1ゲームも取れなかったところが大きな差ですかね。ちょっと凡ミスもありましたし。戦い方としては良かったんですが、最後の最後でフォアで打てなかったりとか、点数が近くなったときに消極的になった部分もあったので、そこが敗因の一つかなと思っています。
(競り合いを物にできなかった要因として)自分の方が凡ミスをしてしまった部分があったと思います。内容的には自分自身も大きな差があるとは思っていなかったし、ラリーの部分で押してる部分はあったと思うし、打つ瞬間に迷いだったり、もう少し厳しいところに打った方がいいなとか、そういうところを思ってしまって、ちょっとしたミスが出てしまいました。
 前回はオールフォアで攻めて揺さぶられて楽に負けてしまった。レシーブも上手くいかなくて全体を通して相手の方が優位で、なんとか1ゲーム取ったなって感じだったんですけど、今回は結構自分の中では対策もしっかりできてたし、打つボールだったりレシーブのところも前回より非常に良くて、両ハンドで戦うところも最後まで貫くことができたんですけど、フォアハンドで行きたいところはあったんですけど、ちょっと痛みもあったりとかして、なかなか攻められなかったところもあったので、そこだけ悔やむところではありましたね。
 息長くプレーヤーとしてまだまだやっていきたいと思っていますので、本当に『吉村真晴らしさ』がこうやって全日本でもみんなに伝えることができたら、これからもいいかなと思っていますし、選手として、そして代表としてもできるところまでチャレンジしていって、いつまでも後輩を背中から追いかける立場でやっていきたいなと思ってます」


 2019年の全日本男子ダブルス優勝ペア張本智和(トヨタ自動車)対木造勇人(関西卓球アカデミー)はゲームオールの大接戦になった。
 第1ゲームは張本が打球点の早い両ハンドで圧倒するが、第2〜3ゲームは木造が張本を上回る高速バックハンドで連取する展開。第4、第5ゲームは臆せず両ハンドで木造を振り回した張本が取って王手をかけるが、第6ゲームは木造が再び息を吹き返し、高速バックハンドを連発してゲームオールに追い付く。 
 王座奪還を目指す張本にあわやという雰囲気が漂ったが、最終の第7ゲームは、張本がサービスや台上の細かい部分で木造のミスを誘う、地味だが地力を感じさせるプレーで序盤のリードを守り、逃げ切った。
 敗れた木造も、張本を上回るほどの高速バックハンドで会場を大いに沸かせた。

■木造勇人選手のコメント
「結構試合をしたんですけど、疲れとかも感じず、目標としていた表彰台には届きませんでしたが、今はすがすがしい気持ちで終えることができました。
 久々のランク(ベスト16入り)にも入れましたし、社会人で負けた笠原さんにもリベンジできましたし、最後向かっていく立場でしたけど、いい試合ができたので、自分自身成長しているのかな、と実感できる大会になったので、それをもってすがすがしい日で終えることができました。苦しい場面でも自分の思っていることを実行することができているので、そういった精神的な部分では成長しているのかなと思います。
(張本は)バックがうまい選手ということは分かっていたので、バックをカウンターするか、自分がフォアから攻めていくか、試合前も張本選手の試合をよく見ていたんですけど、王楚欽選手との試合をよく見てどういった戦い方をしているのかを見ながらやっていたので、それが少しはうまくいったのかなと思いますけど、最後は相手の我慢強さや気持ちの強さが出た結果だと思います。
(試合後、抱き合って言葉を交わしたが)僕がアンラッキーが多かったので、そういった部分で申し訳ないというということと、頑張れよという気持ちを伝えました。
(ここまで勝ち上がれた要因は)本当に練習も充実していましたし、いろんなコンディションも本当に安定していたので試合に挑めたのかなと思いますし、あとは試合をやってみて冷静さを保てるかどうかだったのですが、そこがうまくいったと思います。
 このところ、本当に後悔する全日本ばかりだったので、いつもいい準備で臨んでいるつもりはあったんですけど、やっぱりどこかで欠けている部分があったので、今年みたいな充実した全日本を迎えられるよう来年も頑張りたいなと思います。
 正直、世界ランキングを上げてWTTとか国際大会に積極的に出たいんですけど、費用だったり、そうしたことがかかわる部分で出られなかったりとか、そういった部分で国内に留まっている、という言い方があっているのか分からないですけど、国内だけでやっているので、正直どんどんWTTに出たいですし、目標としては世界ランキングをまずは2桁に上げて、世界選手権代表になれるよう毎日頑張っていきたいと思います」


 昨日の6回戦で優勝候補の戸上隼輔(井村屋グループ)を破った谷垣佑真(愛知工業大)と、ジュニア男子を制した川上流星(星槎国際高横浜)の準々決勝は、谷垣のパワー対川上の速さがコントラストを描きながらハイレベルな試合になったが、谷垣が川上をゲームカウント4対2で下し、昨年に続いて準決勝に駒を進めた。
 勝負の鍵となったのは2対2で迎えた第5ゲーム。谷垣が5-9と川上にリードを許すが、そこから変化サービスを軸にじわじわと追い上げ、逆転で第5ゲームを物にすると、その勢いで新鋭を押し切った。
 一方、ジュニア男子に次いで二冠獲得とはならなかった川上だが、まだ高校1年生ながら持ち前の速さでパワフルな谷垣と堂々と渡り合い、ポテンシャルの高さを大いに示した。

■川上流星選手のコメント
「自分の感想では、もうちょっといけたかなという思いはあります。一番大きかったのは5ゲーム目、9-5でリードしているところからまくられてしまって、気持ちを切り替えることはできたんですけど、そのまま相手の流れになって負けてしまったというのが一番悔しいです。9-5でチキータ処理をバックでミスってしまったんですけど、その時に急に足が止まったような気がして、その後のレシーブ2本を簡単にミスしてしまったので、足りない部分がたくさんあったと思います。
 普段から赤マットで練習しています。昨日まで、試合は普通の床なので違和感があったんですが、今日は別に違和感なくプレーできたと思います。2種目優勝を目指して頑張ってきたので悔しい気持ちはありますが、一般ベスト8という結果を信じて、また来年優勝を目指して頑張りたいです。
(ジュニア男子は)今年は絶対に取るという気持ちで1年間練習してきましたし、優勝できて本当に嬉しかったです。4月にワールドカップに出ることが決まっているので、今後もっと強い選手を倒してランキングを上げて、来年は世界ランキング50位とかを狙って頑張りたいなと思います。将来はオリンピック、世界選手権で絶対金メダルを取るということを目標に、普段の練習を頑張っています」


 第2シードの篠塚大登(愛知工業大)と宇田幸矢(協和キリン)の強豪左腕対決は、昨年はゲームオール9本という僅差で篠塚が勝利したが、今回も激しい競り合いの末、篠塚に軍配が上がった。

 試合は宇田が持ち味の豪打で攻め込み、受けの強い篠塚がさばく構図で進んだが、「(宇田が)フォアハンドで動いてくることは分かっていたので、あえて打たせてバックハンドで勝負したことが良かった」という篠塚が、要所で宇田の攻めをバックハンドでしのぎ、ときにストレートへ攻め返してペースを握り、昨年に続いて準決勝進出を果たした。
 一方、2020年以来の優勝を目指し、好調な勝ち上がりを見せていた宇田だったが、篠塚の守備力の高さによるプレッシャーからか勝負どころでフォアハンドにミスが出て、昨年のリベンジはならなかった。

■宇田幸矢選手のコメント
「勝てる試合を落としたなという感じです。4ゲーム目もそうですし、スタートの1ゲーム目も相手と戦うというより、自分のミスが多かったので先行されて、ずっと追いかける形になってしまったので厳しい戦いだったと思います。少し力みが出た感じですね。昨日とはまた雰囲気も変わっているので、そこに対してちょっとリラックスというか焦りというか、難しいですけど、焦ってしまった。全然うまくはできなかったです。いいところもあまりなかったので、反省しかない試合でした。
(篠塚は)台上技術が上手いので、そこから崩されることは分かっていたんですけど、試合中、そこを神経質に気にしすぎました。もうちょっと大胆に、もっとやらせてからでもいいと試合前は思っていたんですけど、できなかったですね。
(今回の結果は)普通ですかね。自信にもならないですし、目標が最低限ベスト4だったので、全然届いてないんで、まあその通りです。ベスト8なんで16まで入ったことに対しても、そんなに思わないですね。
 今後は、WTTの世界ランキングは、まず(日本人選手の中で)4位に入っていくのが最低条件ですし、最高が19位なので、20位台中盤を行き来しているので、まずは、上を目指して頑張りたいです」

男子シングルス準決勝の組み合わせ(1月25日11時試合開始予定)
松島輝空(木下グループ) - 張本智和(トヨタ自動車)
谷垣佑真(愛知工業大)  - 篠塚大登(愛知工業大)


卓レポXでは大会の速報をお届けしています。

詳しい試合の結果は日本卓球協会大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:https://www.japantabletennis.com/AJ/result2025/

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