全日本男子シングルスで王座奪回を目指した張本智和(トヨタ自動車)だが、ゲームオールの死闘の末、松島輝空に惜しくも競り負けた。
ここでは、準決勝終了後に行われた記者会見でのコメントを紹介しよう。
--まず試合を振り返っていただけますか
張本 取られた3ゲーム、1、5、7ゲーム目は終盤までリードしていて、もちろん自分のミスもあったんですが、取るべきゲームを取れなかったというのはもったいなかったかなと思います。
相手はチキータやバックが上手なのでそこを打たせないことはできないけど、できるだけ威力を出させないように、打たれてもしっかりコースを待ったり、ラリーでも準備の成果が現れたところもあったんですが、それでも彼が100%で打ってきたバックハンドは何本も取れなかったので、そこはしょうがないというか、打たせてしまった自分が悪かったかなと思います。
--勝敗を分けたのはどのような所でしょう?
張本 1ゲーム6-0、相手がちょっと適当っぽく低めのトスでサービスを出してこられて、簡単にボーンと2本取られてしまって、そこはもったいなかったと思います。その後にロングサービスに対応できなかったりして、あそこで8-0や10-0にできて、仮に1ゲーム目を取れてたらって思うと、そこは悔しいかなと思います。
どんな展開でも逆転勝ちや逆転負けをすることはありますし、11点勝負の中でよくあり得ることですが、それにしても今日は2対2の8-6や最終ゲームの4-0でリードして、そういうところで相手がサービスを変えてきたときに、対応がほんの少し遅れてしまったかな、というのは悔しいところだと思います。
--試合の組み立て方や戦術面は、どう想定して臨んだのでしょうか?
張本 試合前に思ったものとやってみて感じたこと、途中で変えたことは本当に毎回と言っていいほど違います。初めはチキータをやらせてラリーにしようと思って、今度はそれを封じようとしてフォアから出したりしたのが良かったり、逆に最終ゲームの4-0から無理してチキータされて、8オールでもチキータを2本されて、本当に目まぐるしく僕も相手も戦術が変わってきて、1試合トータルで全部出し切った、本当にやってない戦術はないというくらい、今日はお互い出し切ったかなと思います。
--全日本は優勝しないと評価されづらいと思いますが、大会を終えてどのように感じていますか?
張本 そうですね。もちろんこの8年間で2度優勝、それ以外の6度はどこかでつまずいて、自分の中でいいプレーができなかったり、プレッシャーに負けてしまうところがあって、オリンピックや世界大会とも感じ方が違うところがあります。過去の負けは自分が悪くて負けてしまってましたけど、今日は自分もまあまあ出し切ったというか、ある程度、80%、90%を出し切った中での逆転負けだったので、今までの敗戦とはちょっと一味違って、全日本で負けたというよりは松島選手に負けてしまったなと思います。これは今後の国際大会でも起こり得ることなので、そこは彼に対して、次の全日本でリベンジというか、彼にリベンジをできるように頑張りたいと思っています。
--日本代表で松島選手と同じチームということで、彼の成長をどう受け止めていますか?
張本 今年の世界卓球は団体戦で、金メダルを目指すのであれば3点取らなきゃいけない。もちろん僕が1点2点取ることも必要ですけど、チーム全体が上がることは日本として素晴らしいことだと思いますし、こうやって世界ランキングトップ10に入った選手も久しぶりだと思うので、本当に頼もしい後輩なのかなと思います。
卓レポXでは大会の速報をお届けしています。
詳しい試合の結果は日本卓球協会大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:https://www.japantabletennis.com/AJ/result2025/




