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WTTチャンピオンズ横浜 
女子シングルスはベスト8が出そろう 大藤、早田が8強入り


 WTTチャンピオンズ 横浜が、神奈川県横浜市の横浜BUNTAIで8月4〜9日に開催。WTTにおいて、チャンピオンズはスマッシュ、ファイナルズに次いでグレードの高い大会で、男女それぞれ32名のトップ選手が集い、シングルスの優勝を争う。
 卓球レポートでは現地に取材班を派遣し、熱戦の模様をお伝えする。
 大会4日目の8月7日は女子シングルス2回戦が行われ、ベスト8が出そろった。
 ここでは、8月7日に行われた女子シングルス2回戦の記録と準々決勝の組み合わせをまとめる。
※写真は早田ひな


▼女子シングルス2回戦の結果
朱雨玲(マカオ) 3(9,14,-87,)1 ペソツカ(ウクライナ)
大藤沙月(日本) 3(5,7,-8,7)1 チャン・リリー(アメリカ)
申裕斌(韓国) 3(2,6,-8,-7,5)2 アクラ(インド)
王芸迪(中国) 3(-14,8,5,8)1 鄭怡静(中華台北)
早田ひな(日本) 3(3,3,-7,2)1 葉伊恬(中華台北)
蒯曼(中国) 3(7,6,6)0 スッチ(ルーマニア)

朱雨玲は安定感抜群の両ハンドでペソツカとの好ラリーを制す

「気持ちを落ち着けたことが勝因」と大藤

申裕斌は力強い両ハンドで嫌な流れを断ち切った

バック対バックで主導権を握った王芸迪

鄭怡静は王芸迪と果敢に打ち合ったが勝利ならず

早田は強烈なフォアハンドで得点を重ねた

蒯曼はラリー巧者のスッチにラリーで快勝


 ともにラリー戦に強みを持つ朱雨玲(マカオ)対ペソツカ(ウクライナ)は好勝負になったが、要所で鉄壁の両ハンドを見せた朱雨玲が勝利し、ベスト8進出。ペソツカはコースの分かりにくい独特のバックハンドで互角に打ち合う場面も見せたが、朱雨玲のミスの少なさに屈した。

 大藤沙月対チャン・リリー(アメリカ)は昨年も同じラウンドでの対戦が予定されていたが、チャン・リリーの体調不良により大藤が不戦勝を収めた。対戦が実現した今回は、大藤が3対1で勝利してベスト8進出。
 試合は、大藤が2対0と快勝ペースで試合を進めるが、チャン・リリーの果敢な攻めに第3ゲームを奪われると、第4ゲームもリードを許す不穏な展開になる。しかし、得意の巻き込みサービスではなく、横回転サービスを多用するという冷静な判断力でペースを握り返し、第4ゲームを逆転して勝ち切った。
途中から焦りが出てしまって力が入ってしまいました。(チャン・リリーとは)あまり対戦したことはなかったので、試合しながら合わせていこうという感じで入ったんですけど、すごくラリーが強くて、そこが少し難しかったです。気持ち的にすごく焦っていた部分があったのですが、まず自分を落ち着かせようと言い聞かせて、気持ちの面で立て直せたのでよかったかなと思います。サービスが利きすぎて思った通りのレシーブが来ずに、自分が合わせられていなかったので、そこはしっかり練習をしながら次に挑みたいと思います。
(準々決勝の相手の陳幸同は)本当に穴がない印象で、試合をしながらどんどん強くなっていくような選手ですが、前回よりも戦える自信はついています。前回は『どれくらい強い選手なんだろう?』というワクワクの方が強かったんですけど、今は本当に勝ちに行く気持ちの方が強い。去年の横浜は準々決勝で負けてしまったので、去年を超えられるよう準備したいと思います/大藤」

 申裕斌(韓国)対アクラ(インド)は、序盤、申裕斌がアクラの変化を苦にするとなくダイナミックな両ハンドで圧倒し、2ゲームを連取する。しかし、第3ゲーム、アクラのツブ高ラバーでの変化からのフォアハンドが決まりだし、2対2にもつれる展開。序盤の圧倒する展開から追い付かれた申裕斌だったが、最終の第5ゲームは攻め急がずに落ち着いてボールをつなぎ、アクラを振り切った。
 勝った申裕斌は準々決勝で張本美和とベスト4をかける。

 ハイレベルなラリー戦になった王芸迪(中国)対鄭怡静(中華台北)は、ゲームカウント3対1で王芸迪が勝利し、8強入り。第1ゲームは鄭怡静の粘り強いラリーに競り負けたが、第2ゲーム以降はバック対バックで押し込んでフォアハンドにつなげ、3ゲーム連取で勝利を収めた。

 早田ひなが葉伊恬(中華台北)を3対1で退けて、ベスト8進出。第3ゲームは打ちミスが多く出て落としたが、それ以外のゲームはラリーの早い段階から両ハンドで厳しく攻め立て、頭角を現してきている18歳の新鋭を寄り切った。
「私もそうですけど、自分が向かっていく試合の時は何かを変えよう、これにチャレンジしてみようという気持ちで入るので、直近で対戦していたからこそ、『今日は何を変えてくるのかな』という不安というか緊張はありましたが、立ち上がりから自分のプレーも悪くなくて、終始落ち着いてプレーはできました。3ゲーム目、相手がサービスを変えてきたところから、ちょっと自分が迷ってしまった部分があったので、そこをまたしっかり4ゲーム目のタイミングで整理して3対1で勝つことができて良かったと思います。
 1回戦、今日の2回戦と徐々に自分の調子が上がってきている感じはありますし、自分がまた新たに始めようと思っていることも、次につながるようないろいろな課題も見えてきています。そういったところを自分の中で整理して、また明日試合に臨めたらいいなと思います。1年間、WTTがある中での1大会のうちの1試合という感じの捉え方で、しっかり準備して元気よくプレーしたいです/早田」

 ベスト8最後の切符は、蒯曼(中国)がつかんだ。ラリー巧者・スッチ(ルーマニア)との対戦は随所で好ラリーが繰り広げられたが、決定力、コース取りの良さで上回り、危なげなくストレート勝利。準々決勝では早田と対戦する。

 この結果により、女子シングルスはベスト8が決定。明日8月8日に行われる準々決勝の組み合わせは以下の通り。

▼女子シングルス準々決勝の組み合わせ
張本美和(日本) - 申裕斌(韓国)
王芸迪(中国) - 朱雨玲(マカオ)
大藤沙月(日本) - 陳幸同(中国)
早田ひな(日本) - 蒯曼(中国)



詳しい記録はこちらから
WTT大会関連ページ:https://www.worldtabletennis.com/eventInfo?selectedTab=Matches&eventId=3245

(取材=卓球レポート編集部)

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