令和8年10月28日〜11月1日、あいハウジングアリーナ松元(鹿児島県鹿児島市)で第92回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)が開催された。
大会最終日は男女シングルス5回戦〜決勝が行われ、男子は三木隼(愛知工業大)が優勝した。
【男子シングルス】男子は三木隼(愛知工業大)が初優勝
▼男子シングルス5回戦
前出陸杜(中央大) -10,9,9,5,9 面田知己(愛知工業大)
木方圭介(明治大) -11,9,-10,-9,8,4,9 濵田尚人(早稲田大)
三木隼(愛知工業大) -9,6,-9,2,9,6 加山雅基(日本大)
萩原啓至(愛知工業大) 8,1,4,-9,-3,9 木塚陽斗(専修大)
鈴木颯(愛知工業大) 7,4,9,-3,6 田中京太郎(専修大)
吉山和希(日本大) 4,8,1,4 飯村悠太(明治大)
坂井雄飛(愛知工業大) 8,7,4,-5,5 小園江紀也(明治大)
吉山僚一(日本大) 8,4,8,-8,7 二井原有真(専修大)
▼男子シングルス準々決勝
木方圭介(明治大) -10,7,7,8,-8,7 前出陸杜(中央大)
三木隼(愛知工業大) -4,-11,7,5,7,7 萩原啓至(愛知工業大)
吉山和希(日本大) 9,5,7,6 鈴木颯(愛知工業大)
吉山僚一(日本大) 11,-6,6,-12,-8,6,3 坂井雄飛(愛知工業大)
▼男子シングルス準決勝
三木隼(愛知工業大) -9,9,-6,8,6,6 木方圭介(明治大)
吉山僚一(日本大) 10,-9,11,-9,8,6 吉山和希(日本大)
▼男子シングルス決勝
三木隼(愛知工業大) 9,7,9,-4,7 吉山僚一(日本大)
5回戦で加山(日本大)とのラリー戦を制すると、準々決勝ではインターハイ決勝の再戦となった萩原(愛知工業大)との同士打ちとなった三木(愛知工業大)。0対2ビハインドの苦しいスタートとなったが、落ち着いてコースを突いた攻撃で盛り返し、4強入りを決めると、準決勝では高校の同級生の木方(明治大)との野田学園同門対決に。互角の展開になるも前陣を死守した三木が木方を台から下げて攻勢に回り、2対2から2ゲームを連取し決勝へ。
決勝は、高校時代はなかなか勝てなかったという吉山僚一(日本大)に対して、「向かっていく気持ちでプレーできた」という三木がミスの少ない前陣からの鋭いボールで吉山のパワーに対抗し、3対0とリード。後がない吉山は思いきったプレーで1ゲームを返したが、最後まで集中力の高く前陣でプレーした三木が鋭い両ハンドを放ち、高校に続き、大学でも全国タイトルを獲得した。
■三木隼選手のコメント
「大学入ってから正直、結果出ていなかったので、本当に一戦一戦全力で戦った結果が優勝につながったかなと思っています。
優勝はインターハイで高3の時に優勝した時以来ですね。愛工大は日本一の大学で、練習環境も日本一だと思っているので、普段そこで毎日みんなと努力しながら練習していた結果が今日出せたのかなと思います。今までは全然結果を残せなくて結構焦っていましたが、別に周りにどう言われようと自分は頑張っているし、努力していると信じていたので、折れずに頑張ってきた結果かなと思います。
(決勝を振り返って)吉山選手とは高校の時何度も対戦していましたが、大学になってからは自分がなかなか上まで行けなかったので、久しぶりの対戦でした。高校までの試合の入りとかそういうのは一旦忘れて初めてやる相手として、1ゲーム目、1本目から向かっていく気持ちでできたかなと思っています。高校時代は、本当にあと1本で勝つ試合を何回も負けたりしていたので、吉山選手には3対3になると思って試合していました。
(準々決勝では萩原選手とのインターハイ決勝の再戦となる同士打ちもありましたが)0対2負けでスタートで結構萩原は今大会あんまり調子良くなかったんですけど、思ったより向こうが逆に冷静というかしっかりした戦い方をしてきて、自分が逆に最初消極的になってしまった部分があったので、0対2負けになった時に向かっていくしかないと思って振り切ることを意識しました。
準決勝は中高の同級生で、木方(圭介)とは6年間ずっと野田学園で一緒にやってきたので、同士打ちみたいな感覚がありました。その中でも木方は大学で成長しているイメージがあったので、最初は高校の時から変わってた部分にちょっと手こずった部分はあったんですけど、最後は自分のプレーをするだけだなと思って相手は関係なく、自分との戦いでした。
高校までは結構攻撃的な卓球でずっとやってきて、大学生になって日本リーグとかも出場させてもらう中で、いくら強く打ってもやっぱり1本2本多く返ってくるので、自分が攻めるだけじゃなくて守り、守備の部分の技術が大学になってから森本(耕平)監督とかにも教えてもらいながら練習してきたので、そういう部分が決勝では結構良かったかと思います。
1、2年生であまりチームに貢献できてないっていうのもありますし、活躍できてないっていうのもあったので、その分を今年と来年で取り返したいと思っています。あとは次の大会は全日本選手権なので、そこでランク、ベスト8、ベスト4と上をもっと目指してまた頑張りたいと思います」
3位には木方圭介(明治大)と吉山和希(日本大)が入った。
木方は大学に入ってからの成長を感じさせる緩急のあるプレーで、5回戦で濵田尚人(早稲田大)との大接戦を乗り切ると、準々決勝では第1シードの前出陸杜(中央大)を破り4強入り。準決勝では野田学園中・高の同級生の三木との同門対決に挑んだが、前陣でプレーする三木に先手を取られ、台から下げられて守勢に回ってしまった。
吉山和希は、1年生優勝を目指し、5回戦飯村悠太(明治大)戦、準々決勝鈴木颯(愛知工業大)戦とストレートで勝利。準決勝でも前陣で果敢なプレーを展開したが、兄の僚一のパワフルなボールに押され、決勝進出はならなかった。
ベスト8は以下の通り。
日本学生卓球連盟:http://www.jsttf-takkyu.com/
九州学生卓球連盟:https://sites.google.com/view/kstta/
(取材=佐藤孝弘)




