小さな直径のツブを密集させる—
それが、研究結果の積み重ねでつかみ取った答えだ。
このツブ形状により、グリップしやすく押し負けないシートが誕生。スプリング スポンジと組み合わせることで、テナジーシリーズの中でも、特にボールをつかむ感覚と高い威力を実現した。自ら強打したときはもちろん、相手の強打を“かけ返す”プレーでも高い性能を発揮する。
『テナジー19』。
パワフルなプレーをつかみ取る、チャンスが今あなたの手元に。
テナジー19
スプリング スポンジ搭載 ハイテンション裏ラバー
スピード:84 スピン:75 弧線:78 スポンジ硬度:36
2021年3月1日発売
テナジー19の特徴
ツブ形状
小さな直径のツブを密集させる
小さな直径のツブを
密集させる
テナジー19に採用されているNo. 219のツブ形状(1)の特徴は、他のテナジーシリーズの形状と比較して細めである1.5mmのツブを、ルールの限界まで密集させた構造にある。これは、バタフライが特許を取得した(2)「ラバーのスピードおよびスピン性能を高めるツブ形状」の中から選ばれたものである。
(1)ツブ形状は「直径」「高さ」「ツブとツブの間隔」などの要素から構成される
(2)特許第6738472号取得
細めのツブが、力を合わせる
No. 219のツブ形状を採用した『テナジー19』は、特に強打時において高いスピンおよびスピード性能を発揮することが、数々の試験によって実証されている。
なぜこのツブ形状はラバーの性能を高めるのか。ボールがラバーに食い込んではね返る瞬間に焦点をあてて解説しよう。
打球が食い込むとき
No. 219のような細めのツブは倒れやすい。そのため、ボールがラバーに当たったときに、滑らずしっかり食い込む。
打球がはね返るとき
ラバーに当たったボールを押し返す力は、スポンジと接触しているツブによって生まれる。細いツブを有するNo. 219の場合、一つひとつのツブが押し返す力は小さいが、ツブが密集しているため、ボールを押し返す働きをするツブの数は多くなる。結果として、集まる力は大きくなり、相手の強い打球に対して押し負けにくくなるのだ。
このような仕組みによって、滑りにくく押し負けないシートが誕生。ラバーに高い性能をもたらす要となっている。
※この仕組みの図や解説は、株式会社タマス研究開発部の仮説に基づくイメージです
スプリング スポンジ
スプリング スポンジを組み合わせて、よりボールをつかむ感覚を実現
スプリング スポンジを組み合わせて、よりボールをつかむ感覚を実現
2008年に登場したスプリング スポンジは、「変形のしやすさ」と「弾性の高さ」という二つの性質を両立した画期的なスポンジだ。『テナジー』に高い性能をもたらした、核となる技術である。
このスプリング スポンジと開発No. 219のツブ形状のシートを組み合わせ、よりボールをつかむ感覚を実現。打球がスイング方向に飛びやすいため、カウンターやチキータで強さを発揮する。
テナジー05との性能比較
優れた回転性能ゆえに幅広い人気を誇る『テナジー05』と比較して、『テナジー19』の特徴を理解しよう。
スピードドライブ、台上プレー、カウンターのやりやすさが向上
スピードドライブ、
台上プレー、カウンターのやりやすさが向上
滑りにくいシートが、スピードドライブの打ちやすさをもたらす。また、つかむ感覚が向上したことで、チキータやカウンターも比較的容易になるだろう。
※このチャートは、株式会社タマス研究開発部の見解を示したものです。ラバーをお選びいただく際の参考としてご活用ください
※「各技術のやりやすさ」はあくまでも目安であり、ラバーの正確な性能を保証するものではありません
※スポンジの厚み別(トクアツ、アツなど)の表示はしていません
重量は『05』とほぼ同じ
重量は『05』とほぼ同じ
重量は『テナジー05』とほぼ同じ。すなわち、『テナジー05ハード』よりも軽い。スイングスピードを求める選手にとって、『テナジー19』は良い選択肢となるはずだ。
おすすめラケット組み合わせ
あなたのプレーに適した用具を見つけよう
林昀儒
SUPER ZLC
スピードとスピンをともに追求
詳しくはこちらインナーフォース
レイヤー ZLC
回転重視のパワフルなプレーを
詳しくはこちらティモボル ALC
威力を追求するオールラウンドプレーに
詳しくはこちら-
林昀儒 SUPER ZLC
スピードとスピンをともに追求
- 『林昀儒 SUPER ZLC』と『テナジー19』の組み合わせは、スピンとスピードをともに高いレベルで実現する用具
- スピード性能に優れているだけでなく、カウンターなど相手の打球に対して“かけ返す”プレーでも性能を発揮する
-
インナーフォース レイヤー ZLC
回転重視のパワフルなプレーを
- 打球に安定感をもたらすラケットと、打球の威力を引き出す『テナジー19』との組み合わせは、放物線を描く強打を可能にする
- プレー領域を選ばない、回転重視のパワフルなプレーにおすすめ
-
ティモボル ALC
威力を追求するオールラウンドプレーに
- 威力を求めつつ、弱点の少ないオールラウンドプレーを目指す選手におすすめ
- スピン、スピードともに優れた『テナジー19』は、チキータを仕掛けたり、相手のドライブをカウンターで返球したりする、現代的なパワープレーにマッチしている
カタチはまだある。
研究を積み重ねる限り。
バタフライの研究開発部は、4つのツブ形状の「テナジー」をリリースしてもなお、新たなツブ形状の試作を積み重ねてきた。すべては、プレーヤーの様々なニーズに応える、高性能ラバーをカタチにするためだ。
試行錯誤に明け暮れた月日の間に、ラバー性能の測定の方法や精度が進歩した。測定によって高性能であると確証が得られたNo. 219をスプリング スポンジと組み合わせて『テナジー19』が完成。これまで数々の実績を生み出してきた「テナジー」シリーズの一員としてデビューする。
『テナジー19』を世に送り出した今も、私たちはさらなるカタチを求めている。バタフライが研究開発で得た知見を積み重ねる限り、顕在化して求められるカタチを、そしてまだ誰も経験したことのない新たなカタチを、つかみとれると信じて。