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「卓球は血と魂だ」 第三章 私の主張

第三章 卓球の炎をかかげて

私の主張


 私はこのところ毎年七~八回、海外の国際大会等に出かけて、各国指導者との交流を深めている。したがって海外から日本を考える、という物の観方や自己反省がいろいろ出てくるのである。即ち、日本人独特の伝統や考え方のよいところと問題になるところが目につくことが、よくある。

 もちろん、日本のスポーツ観や、卓球界の常識の中で美しいところを失ってはならない。しかし、国際常識からはずれた慣行とか惰性のようなところは、徐々に改めて前進の道をきり拓いていかなければ、と思うところもある。

 トータル的には、国際卓球界の中では日本が一番すばらしい組織と最も豊富な卓球スポーツマンを持っている、と私は自負しており、日本がその資産を失うことなく、頂点を高める方法論を見出す努力が備われば、まさに鬼に金棒の状態になりうるのではないか、と思う。

 日本卓球界の指導者各位がここ数年が一段一段と、国際感覚とか常識を高めつつあることを思い、十年後を期待するしだいであるが、こんな状態の中で感じることを、私は毎月刊行している“卓球レポート”の巻頭にある「炎」のらんで、一野人の立場で書かせてもらっている。

 ここ数年の中から十七項を、ここに掲載させて頂くことにした。これを読まれた方々が、何か今後のご指導の上でヒントを得て頂ければ、私にとってそれは無上のよろこびである。

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