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わたしの練習76高島則夫 シェラーのカットを参考にし自分独自の卓球を

 中学2年のときから卓球を始めました。まだ卓球というものの楽しさもわからなかったとき、吉田という一人の先輩から「カットをやってみないか」といわれ、なんとなしにシェークのラケットを握ったのが、カットマンになるきっかけとなりました。
 その先輩からいろいろと教えられ、カットが少しできるようになってから、卓球というもののおもしろさを感じ始めました。それからというものは、毎日4時間ぐらい練習しました。クラブとしての時間は1時間半ぐらいでしたが、終わってから先輩と近くの練習場に行ってやりました。
 高校入試が近づいてきたとき、今の近大の4回生である松浦さんにいろいろと教えられ、卓球をやっていく自信ができ、近大附属高に入学しました。入学してからも、顧問の先生と同じ程度に先輩に教えられ、カットの限界というものを少しずつ伸ばしていくことができました。

 ~全国高校選抜合宿で反撃を学ぶ~

 自分自身のカットのタイプというものがわかりかけたのは、高校2年の終わりころで、ドライブやループでねばられたとき、カットだけで、反撃や変化もなく負けることが試合でたびたびあり、学校に帰って試合の反省をした。考えた末、ドライブやループを中陣から反撃できるようにする。しかも、カットでねばれるようになりたかった。
 ちょうどそのころに、全国高校選抜合宿が福井で行われ、参加させてもらいました。その合宿で、今の専大の監督である福島さんに、中陣からのバックハンドスマッシュの練習をさせていただいたことが大きな自信となり、それ以後の試合でよく打てるようになり、合宿でのことがたいへん心に残っています。
 ことし近大に入学して、6月にクラブハウスが建てられ、それまでナンバ(大阪卓球場)で練習していたのが、学校でできるようになりました。卓球台が少なく、そのうえ部員が多いので、半分ずつに区切って練習しています。1年のうちから自分の練習というものをやらせていただいています。
 練習は週7日、練習時間は3時間~3時間半です。基本練習が主体で、試合が近づくとゲーム練習を多くやります。内容は、カットの安定性を増し、特に自分独自の卓球を作りあげるために、自分のプレーをよく見つめるようにしています。

 ~前陣でのカットに重点~

 '69年ミュンヘン世界選手権での伊藤さん対シェラー(西独)の試合をフィルムで見て、シェラーのひざの使い方のすばらしさに憧れて、自分の卓球はシェラーのようにうまくひざを使ってカットできるよう、また、前陣で多くカットできるようにと重点をおいています。一定のループでねばってくる選手には、前陣のカットで守れますが、軽くねばってチャンスがあれば、強力なドライブやスマッシュをしてくる選手には、いったん下がってスピードをうまくころして返球できるように、前後動も重点的にやっています。また、前陣でのカットを主戦としていきたいので、当然打球点も高くして、ストップ処理のほうも、「ストップされればチャンスだ」というように、反撃も練習しています。
 トレーニングは毎日やっています。ランニング6km~12km、ダッシュ、インターバル、腕立て伏せ、腹筋などが主体で、少しずつウエートトレーニングを行っています。
 ビッグゲームで勝ち進むためには、体力が必要となってきます。体力だけではなく、一試合一試合における集中力もたいへん必要だと思います。試合は勝たなければならないので、学内のゲーム練習でも負けないようにしています。公式戦の試合で思い切ってプレーできるように、自分から進んで苦しい練習をやっているつもりです。また、試合が長びけば、パワーも薄れてくるので、持久力をもっとつけ、後半に強い選手になりたいと思っています。

 ~世界選手権出場をめざして~

 これからの自分の目標は、どんな相手と対戦しても、十分通用するような自分独自の卓球を完成すること。課題としては、フォームを小さくして、バックの守備範囲を強化し、バックをわざとあけ、そこを攻めさせておいて、自分から攻撃をするように、もう一段スケールの大きなプレーをやりたい。そのためにももっと筋力をつけることを目標にしています。
 卓球を続けてきて、最高の大会である世界選手権出場をめざすために、どんな小さい努力でも、勝つためにがんばりたいと思っています。これからは、今までより一層練習に打ち込み、目標を達成しようと思っています。

たかしま のりお 近畿大1年
裏ソフトのカットマンで守備範囲が広く、両ハンドからの攻撃力も持っている
1970年関西学生選手権3冠王


(1970年11月号掲載)

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