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わたしの練習90菅谷佳代 前陣攻守型を目指して

 続けることを前提に基礎練習

○野木中学校時代
 友だちが卓球部に入ったから、という単純な理由からラケットを手にするようになり、1年生のころは、部員が多くて台が足りないこともあって競って、早く登校して練習に励みました。ラケットの持ち方さえ知らなかった私でしたが、山中端夫先生の指導のもとで、しだいに興味をもちはじめ、壁卓球から、ショート、ツッツキ、フォア打ちと段階をおって基礎を積んでいきました。
 主な練習内容はツッツキ、ショート対ショート、ツッツキ打ちのような単純な基礎練習を徹底的にさせられました。ツッツキなら1日500~1,000本というぐあいに、どんな練習でも続けることが第1条件でした。それに、週に一度は校内のリーグ戦があり、ランクが決まるので特にがんばりました。
 3年生のとき、県下大会に初優勝し、全国中学生大会に出場できることになりました。石川さん(真岡女3年)と2人でチームを組みました。1回戦だけでも勝てればと思って出場したのに、思いがけず優勝してしまい、私たちの卓球でも全国で通用するんだと、初めて自信をもつことができました。
 先生方に進められるままに、深く考えもしないで、真岡女子高校に進学することにしました。

○真岡女子高校では
 1年生のときは、通学に1時間半もかかり、その上、課外授業もうけていたので、1日50分間しか練習できない状態が続きました。
 高校での初めての試合は、関東大会の県予選でした。個人戦の代表になれるかもしれないと思っていたのに、2回戦で無名の2年生に負けてしまいました。
 そんな私が2年生になってから、インターハイや国体で活躍できたのは、1年生の末から、通学がバスになって練習量が少し増えたことと、2年生になって電車の接続がよくなって、みんなと同じだけ練習ができるようになったこともありますが、それ以上に、1年生のときにはキャプテンの桜井さん(現東京女子体育大)と、2年生のときもキャプテンの高橋さん(現専修大)とダブルスを組ませていただいたことです。桜井さんと組んだことによって、これまでの欠点であった動きの鈍いことが、自然とよくなり、高橋さんとのダブルスでは、高橋さんがカットマンのため、ドライブボールを返すことと、ツッツキのボールをバックハンドで打つことを自然に覚えました。

 ~無意識で打つボールより、10cm深く打つ~

 3年になってからは、キャプテンになったので、これまではあまり深く考えなかったインターハイ連続出場(23回目)の責任を痛感して、これまで以上に真剣に練習しました。インターハイの県予選を通過するためには、私が2勝しなくてはならない。ライバルである宇都宮女子商の選手は、私たちとやるときは思いきってあたってくるので、負けないためには、先手をとる必要があり、そのためのバックハンドの強化に努めました。
 しかし、はじめのうちは思うように試合には使えませんでした。そこで、まずはじめは勝敗にこだわらず、試合にどんどんつかうことからはじめ、次に正確に狙ったコースに打球できるように心がけました。また、カットマンに対しても、自由自在にバックハンドが振れるように練習しました。また、一枚ラバーなのでコースと打球点に神経を使いました。ソフトラバーに比べ威力に欠けるため、特にコースを重要視し、常にスマッシュのコースを深く狙って「10cmの差」を考えて打つことに心がけました。「10cmの差」とは、あと10cm深くボールが入っていたら、相手がとれなかったという場合を想定して、練習のときに苦しくても無意識で打つボールより、10cm深く打つとうことです。
 ゲーム練習については、2年生のときまでは夢中でやっているうちに何となく勝ったり、負けたりしていました。そのため、1セット目は良いが、2セット目が極端に悪いというような内容が多かったので、3年生になってからは、練習試合のときなどは試合の運び方を心がけるようにしました。また、大会前はゲームの練習を多く行いますが、普通のゲームのほかに、後半のせり合いに馴れるために、15-15からのゲームとか、追い込まれたときのために16-19からのゲームを1年生相手に行ってきました。

 ~バックハンド攻撃に重点をおいて~

○現在の練習
 私の目ざす卓球は、「前陣での攻撃と守備」です。台に近い状態でのすばやい判断、ドライブあるいは強打に対して適切な角度の出し方、バックハンドによる攻撃とやるべきこと、やりたいことの多い中で、現在、特に練習しているのは、
①フォアハンドとバックハンドの切り替え(ロボットマシンを使う)
②小さなカットサービスを出し、3球目を軽くバックハンドを振って相手をゆさぶり、5球目をフォアハンドでスマッシュする
③4球目を攻撃できるようなレシーブ
 これからは、レシーブとバックハンドのストレート打ちを強化し、ベテランの伊藤和子さんのように、最初から最後まで自分のペースで、相手に絶対ペースをつかませないような、試合運びとか、とっさの場合の臨機応変性などを中心に練習していきたいと思います。

すがやかよ 栃木・真岡女子高校3年
1974全日本ベスト8。1974インターハイ団体優勝


(1975年2月号掲載)

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