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教えて!上Dと岡山リベッツの仲間たち 第8回
「試合序盤のサービスの組み立て方は?」

現役トップ選手の中でも「教え上手」として名高い上田仁選手(岡山リベッツ)が、ツイッターで募集した卓レポ読者からの質問に答える「教えて!上D(ウエディー)」。今回は、岡山リベッツのチームメート吉田雅己選手(栃木県スポーツ協会)と町飛鳥選手(鹿児島県体育協会)をゲストに迎え、「試合序盤のサービスの組み立て方」について、レクチャーしてくれました。

※本文の技術解説は右利きプレーヤーを想定しています

Q.試合序盤のサービスの組み立て方は?

試合序盤のサービスの組み立て方を教えてください。(ダイダラボッチさん)

A.自分が持っているサービスの種類、
自分と対戦相手のプレースタイルなどを基準に考えよう

上田 僕の場合は、対戦相手の情報がある場合とない場合でサービスの組み立てが少し異なります。
 例えば、対戦相手がチキータがすごく上手であれば、ロングサービスから入ったり、相手がフォアハンドでレシーブするのが苦手であれば、フォア前にサービスを出したりと、相手にレシーブで先手を取らせないようなサービスを出します。
 一方、対戦相手の情報がない場合は、自分の得意な戦い方を優先するようなサービスの組み立て方をします。

 僕は相手の戦型とか得意な技術によってサービスの組み立てを変えるのではなく、自分の一番得意なサービスを1本目に出すようにしています。
 緊張しているとサービスのフィーリングも分からないので、まずは、自分が一番得意な順回転のサービスを、どんな対戦相手にも出すようにしています。

吉田 僕も結構シンプルなサービスから入ることが多いですが、序盤でロングサービスを出して3球目で回り込んでフォアハンドで攻めたりもします。序盤は相手も緊張して体が動いていないことが多いですし、1本目で振り切ればそこでこちらの緊張がほぐれて動きがよくなってくるので、あえてそういう強気なプレーをすることもあります。

上田 プレースタイルによっても、持っているサービスの種類によっても変わりますね。例えば、町選手のようにエースを狙えるようなサービスがを持っていると思い切って出すこともできますが、僕は(決まったエースサービスはないので)いろいろなサービスをいろいろなところに出す組み立て方をします。
 今の3人の話に自分が当てはまれば、そういう組み立て方を試してもらうのもいいですし、当てはまらなければ僕たちの話を参考にしながら自分で新しい組み立て方を考えてもらえたらいいと思います。
 この3人の中では、サービスの切れ味が一番鋭いのは町ですね。思い切りが一番いいのは雅己で、ロングサービスとか強気な戦術を使いますね。

 上田さんは何でもありますよね。

上田 僕はブチ切れのサービスは持ってないけど、どのコースにもどの回転のサービスでも一通り出すという感じですね。

吉田 一番どこに来るか分からないですね。

 ティモ・ボルくらい散らしますよね。

一同 (笑)


まとめ=卓球レポート編集部

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