ドイツ・ブンデスリーガでは4月11、19日にリーグ戦の上位4チームによるプレーオフの第1戦、第2戦が行われた。リーグ戦1位のデュッセルドルフとリーグ戦4位のザールブリュッケン、リーグ戦2位のグレンツァオとリーグ戦3位のマーベルツェルが決勝進出をかけて火花を散らした。
リーグ戦でわずか1敗と圧倒的な強さを誇ったデュッセルドルフは、第1戦でザールブリュッケンに0対3で敗れるまさかの展開になり、敗退の危機に立たされたが、観客の声援を背にしたホームでの第2戦で底力を発揮した。
1番のアチャンタ(インド)が3対0でマテネ(フランス)に勝利して望みをつなぐと、2番ではフランチスカ(ドイツ)がアポロニア(ポルトガル)にゲームオール9本で勝利。第1戦で敗れた雪辱を果たした。迎えた3番はエースのボルが登場。第1戦で敗戦を喫したトキッチ(スロベニア)と対戦し、3対1で勝利を収めた。この結果、得失ゲーム数の差でデュッセルドルフがザールブリュッケンを1ゲーム上回り、大逆転で決勝進出を決めた。
吉田雅己(愛知工業大)が所属するグレンツァオはマーベルツェルと対戦。第1戦の3番手で登場した吉田はズュース(ドイツ)を破ったが、チームは2対3で惜しくも敗れた。
決勝進出をかけた第2戦では吉田は2番で登場し、カット主戦型の王熹(中国)を攻略。その後、両チームが得点を奪い合い、5番で吉田が再び登場したが、フィルス(ドイツ)に敗れ、決勝進出にはわずかに届かなかった。
準決勝の結果、決勝は昨年同様、デュッセルドルフ対マーベルツェルという組み合わせになった。昨年はデュッセルドルフが栄冠をつかんだが、今年はどうなるのか。その行方に注目が集まる。ブンデスリーガの頂点をかけた戦いは5月24日に行われる予定だ。
■プレーオフ第1戦
☆2015.4.11
TTC RSフルダ・マーベルツェル 3―2 TTCツークブリュッケ・グレンツァオ
○王熹 -10、9、8、6 グロス
○フィルス 8、8、-9、9 ガシナ
ズュース -5、-8、6、-9 吉田○
王熹 8、-11、-10、-7 ガシナ○
○フィルス 10、9、7 グロス
FCザールブリュッケンTT 3―0 ボルシア・デュッセルドルフ
○アポロニア -6、9、-7、8、10 フランチスカ
○トキッチ 11、-3、10、5 ボル
○マテネ 10、9、-10、7 ジオニス
アポロニア ― ボル
トキッチ ― フランチスカ
■プレーオフ第2戦
☆2015.4.19
TTCツークブリュッケ・グレンツァオ 2―3 TTC RSフルダ・マーベルツェル
パヴェルカ -10、-8、-7 フィルス○
○吉田 9、-9、4、9 王熹
○グロス 7、8、-9、7 ズュース
パヴェルカ -9、-5、6、-12 王熹○
吉田 -8、-5、-9 フィルス○
ボルシア・デュッセルドルフ 3―0 FCザールブリュッケンTT
○アチャンタ 8、1、9 マテネ
○フランチスカ 10、-6、-9、10、9 アポロニア
○ボル 6、-2、4、7 トキッチ
アチャンタ ― アポロニア
フランチスカ ― マテネ
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ブンデスリーガ2014-15チーム・選手紹介(PDF・日本語)
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