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男子日本がシンガポールを破り、3大会連続で銅メダル以上が確定

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 今大会も残すところあと3日となり、大会6日目の3月30日は男女団体の準々決勝が行われる。

 3大会続けてメダル獲得を目指す男子日本は、10時からシンガポールと対戦した。

 日本は今大会の不動のオーダーになりつつある水谷、丹羽、松平の3人が出場。対するシンガポールは前日のベラルーシ戦と同じ2番手のヤン・ズィを3番に起用するオーダーを組んだ。1番は水谷対パン・シュエジエ。水谷が一方的な内容で先取点をあげる。

 2番は丹羽対ガオ・ニン。2月のアジア選手権大会では丹羽が勝っているが、ガオ・ニンは前日にサムソノフを破るなど大舞台での強さがある。

 1ゲーム目はプレーに堅さの見える丹羽がイージーミスを重ねて3対9と離された。このゲームは落としたかと思ったが、ここからサービスを変えてレシーブミスを連発させると13対11と逆転勝ち。2ゲーム目はさらにサービスが効いて、カウンター攻撃も入り出して5点で取ると、3ゲーム目もジュースで取り、丹羽が勝利。日本にとってはチームの勝利をほぼ決めつけるほど大きな1勝となった。

 3番はここまで全勝の松平。松平はヤン・ズィに勝ち越しているのでこのまま一気に決めたかったが、ヤン・ズィの切れのあるバックハンドドライブを浴びて1対3で敗れた。松平はなんとか接戦に持ち込んでこれまでのようにフィジカルの戦いに持っていきたかったが、今大会初の黒星となった。

 4番のエース対決は水谷対ガオ・ニン。水谷が1、2ゲームを取ったが、ガオ・ニンが巻き返して最終ゲームへ。水谷は4ゲーム目に8対10からでジュースに追いついて、ここで決めておきたかったガオ・ニンが踏ん張った。

 最終ゲームは中盤まで一進一退の攻防が続き、強気に勝る水谷が10対8とマッチポイントを握る。しかし、ここからガオ・ニンが水谷の難しいボールを低い位置からフォアドライブで返すなどしてジュースに。嫌な雰囲気になったが水谷は弱気にならず、最後は手こずっていたガオ・ニンのサービスをフォアストレートにレシーブしてノータッチで決めた。水谷はガッツポーズのあとに床に倒れたが、そこからこの試合がどれだけ苦しかったかがわかる。

 これで明日の準決勝に進んだ日本。相手はまだ決まっていないが、ほぼ間違いなくドイツが勝ち上がってくるだろう。

「北京オリンピックとモスクワ大会でドイツに負けて悔しい思いをしています。明日はドイツの地元で苦しい戦いになりますが、ぜひとも勝って準決勝の壁を破りたいです」と水谷。

 明日は会場が超満員になると聞いている。ドルトムントの地で、日本がドイツに挑む。

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