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全日本卓球2016 男子シングルス 水谷が10年連続で決勝の舞台へ

男子シングルス準決勝の第1試合は歴代最多タイの8度目の優勝を狙う水谷(beacon.LAB)と接戦を制して準決勝に進出した笠原が対戦した。同級生の2人による対決は水谷が笠原を終始リードする展開が続き、決勝進出を果たした。

厳しい攻めを見せ続けた水谷が10年連続で決勝へ
水谷はバックハンドを軸にしたプレーで快勝
厳しい攻めの前に敗れた笠原

<男子シングルス準決勝>
水谷(beacon.LAB) 11-8,11-4,14-12,11-8 笠原(協和発酵キリン)

 昨年の男子シングルス5回戦でも対戦した2人による一戦は第1ゲームから相手に攻撃をさせまいと、両者ともに厳しいコースを突いたプレーが目立った。中盤まで付かず離れずの展開が続いたが6-5から水谷が3連続得点。笠原にドライブを打たれても確実にブロックするなど安定感で勝った水谷がこのゲームを11-8で先制した。
 第2ゲームも水谷ペースで試合が進んだ。笠原の攻撃に対して水谷はバック側を狙ったブロックで得点5-1とリードを広げた。その後も前陣で笠原のドライブをコースを巧みに突いたプレーでかわした水谷が11-4でこのゲームを奪った。。
 これ以上離されたくない笠原だったが第3ゲームも水谷がリードをする展開が続いた。ラリー戦に持ち込ませないバック側を突いた10-7とゲームポイントを奪った。しかしここから笠原が逆襲。水谷のサービスに対してチキータで得点するなど、ジュースに持ち込んだ。互いに一歩も譲らない展開となり、水谷が13-12の場面でタイムアウト。その直後のプレーで、サービスから3球目でチキータを決めて14-12で勝利に王手をかけた。
 完全に試合のペースをつかんだ水谷は第4ゲームでスタートダッシュに成功。途中、笠原の粘りに合う場面もあったが、最後は笠原のフォアハンドドライブをカウンターで決めて11-8で勝利。8度目の優勝に向けて質の高いプレーを見せた。
 敗れた笠原は、観客をわかせるようなダイナミックなラリー戦を制してベスト4に進出したが、水谷との一戦では持ち味を封じられて敗戦。第2ゲームは水谷に迫る場面もあったが、ゲームを奪うにはいたらなかった。

■笠原弘光のコメント
「昨年の対戦では3対1のリードから3-4で負けて今年準決勝でまたチャンスがめぐってきて、今年こそはと思っていたのですが、思った以上に前回と彼のプレーが違っていて、そこに最後まで対応できなかったのが敗因です。
水谷選手のチキータに最後まで手こずってしまいました。自分もチキータをしたかったのですが、水谷選手に縦回転系のサービスをミドル付近に出されてなかなかチキータできませんでした」


詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://japantabletennis.com/zennihon2016/
記録ページ:http://www.jtta.or.jp/AJ/result2015/

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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。

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