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ジャパンオープン3日目⑤ 【女子シングルス】早田が準々決勝進出を決める

6月15~19日まで、ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(東京体育館)が開催されている。大会3日目は男女シングルス1~2回戦、男女ダブルス準々決勝、21歳以下男女シングルス決勝が行われる。女子シングルス2回戦では、早田ひな(希望が丘高)がヨーロッパチャンピオンのサマラ(ルーマニア)に勝利して準々決勝進出を果たした。一方、上位進出が予想された石川佳純(全農)は鄭怡静(中華台北)にフルゲームの末に敗戦。伊藤美誠(スターツSC)も丁寧(中国)に敗れ、2回戦敗退となった。
 
早田が上位ランカーを連破して準々決勝進出!

石川は鄭怡静の粘りに屈して2回戦敗退

伊藤は世界チャンピオンの丁寧に2連勝ならず


 1回戦で世界ランキング14位の徐孝元(韓国)を破った早田。勢いに乗る早田は2回戦でヨーロッパチャンピオンのサマラと相対した。早田は1回戦の勢いそのままに序盤から距離を取ったラリー戦で打ち勝つなど、打ち合いでの強さを発揮し、2ゲームを連取した。続く第3ゲームは要所でミスが出てサマラにゲームを奪われたが、続く第4ゲームの息の詰まるような攻防を制し、17-15でゲームを奪うと、第5ゲームも攻撃の手を緩めることなくサマラの両サイドを威力のあるボールで打ち抜き、勝利。1回戦に続いて世界ランキング上位の選手を破り、日本選手で唯一ベスト8へと進出した。
 石川は鄭怡静と対戦。2ゲームを連取して幸先の良いスタートを切った石川だったが、ラリー戦でミスが少ない鄭怡静の粘りの前に3ゲームを奪われ、窮地に立たされた。続く第6ゲームは鄭怡静のバックサイドを突く攻撃からチャンスをつくり出し、11-8でゲームを奪取。この流れのまま最終ゲームもリードをしたい石川だが、序盤から鄭怡静の積極的な攻撃の前に得点を奪うことができず。石川が力のあるドライブを打っても、ことごとく返球する鄭怡静の粘りのプレーに屈して、敗戦を喫した。第3~5ゲームはいずれも9-11で落とした石川。オリンピックに向けて勝負どころでの決定力に課題を残す結果となった。
  伊藤は丁寧に1対4で敗戦。4月のオリンピックアジア大陸予選では、金星を挙げた伊藤だが、この日は丁寧が伊藤の連打にもきっちりと対応。自身のサービスからの3球目攻撃では伊藤のブロックを打ち破るなど、ゲーム全体を通して伊藤にペースを握らせず勝利を手にした。敗れた伊藤は丁寧に食らいつき、1ゲームを奪ったが、アジア大陸予選の再現とはならず。2回戦敗退となった。



<女子シングルス2回戦(日本選手関係)>
鄭怡静(中華台北) -9,-1,9,9,9,-8,4 石川佳純(全農)
早田ひな(希望が丘高) 8,11,-9,15,8 サマラ(ルーマニア)
丁寧(中国) 7,4,-10,9,4 伊藤美誠(スターツSC)


今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ラオックス卓球ジャパンオープン荻村杯2016:http://japantabletennis.com/japanopen2016/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/

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