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第8回国際クラス別パラ選手権大会〜岡紀彦、別所キミヱが11連覇!〜

11月19〜20日、大阪市舞州障がい者スポーツセンター(アミティ舞州)で第8回国際クラス別パラ選手権大会が行われた。この大会では、障害の程度(重さ)によってクラスを分けて優勝を争う。クラス1〜5が車いす、クラス6〜10およびクラスSが立位となっており、数字が小さいクラスほど障害が重い。日本一をかけた同大会には多くの選手が参加。各選手が熱い火花を散らした。

 

 車いすの部の男子クラス1-2では皆見信博が全試合ストレート勝ちで5連覇を達成。他選手を寄せ付けないプレーで頂点に立った。男子クラス3はリオデジャネイロパラリンピックに出場した吉田信一が6連覇。決勝は佐藤幸広の巧みな攻めに苦しみながらも勝負どころで踏ん張り、混戦を制した。男子クラス4はフォアハンドの強打が光った宇津木孝章が3連覇を達成した。男子クラス5は岡紀彦プロが11連覇を達成。優勝後は反省点を挙げるなど、課題の残る戦いとなったが苦しい場面を乗り切る勝負強さで王座を死守した。


男子クラス1-2優勝の皆見

男子クラス3優勝の吉田

男子クラス4優勝の宇津木

男子クラス5優勝の岡

 女子クラス2はつなぎのプレーにミスが少ない富田百合子が優勝。3選手が2勝1敗で並んだが得失率で上回り、頂点をつかんだ。女子クラス3は藤原佐登子が3年ぶりに頂点をつかんだ。優勝がかかった前回王者の茶田ゆきみとの決勝は序盤から試合のペースを握り、3-0で勝利を収めた。女子クラス4は吉海美代子が4連覇を達成。威力のある強打でトーナメントを制した。女子クラス5は別所キミヱが頂点をつかんだ。リオデジャネイロパラリンピック後、練習時間がとれない中での出場となったが、両ハンドの力強い攻撃で11連覇を達成した。

女子クラス2優勝の富田

女子クラス3優勝の藤原

女子クラス4優勝の吉海

女子クラス5優勝の別所

 立位の部の男子クラス6は坂井淳記が7連覇を達成した。決勝は前回同様、七野一輝との対戦となったが回転量の多いドライブで得点を挙げるなど、力のこもったプレーで王座を堅持した。男子クラス7は八木克勝が制した。王者として追われる立場の八木だったが、大会を通してガッツあふれるプレーを見せ、3連覇を果たした。男子クラス8は玉井英雄がうれしい初優勝。決勝は立石アルファ裕一に2ゲームを奪われたものの、両ハンドの精度の高いプレーで落ち着いて試合を組み立て逆転勝利を果たした。男子クラス9は鈴木伸幸がリオデジャネイロパラリンピック出場の岩渕幸洋をストレートで破り、3年ぶりに王座を奪還した。男子クラス10は永下尚也が決勝で前回王者の垣田斉明に勝利。力が拮抗している2人による戦いは見応え十分だったが、打ち合いで上回った永下が優勝をつかんだ。男子クラスSは、玉置修司が3年ぶりに王座を手にした。決勝の山田優との一戦はゲームオールにまで及んだが、ミスの少ない安定したプレーで接戦をものにした。

男子クラス6優勝の板井

男子クラス7優勝の八木

男子クラス8優勝の玉井

男子クラス9優勝の鈴木

男子クラス10優勝の永下

男子クラスS優勝の玉置

 立位の部、女子クラス6-7は曽我美枝子が初優勝。予選で一敗を喫しながらも1位でリーグ戦を通過すると、決勝トーナメントでは異質ラバーを駆使したプレーで前回優勝の野平正子、藤本けい子を破ってチャンピオンとなった。女子クラス8は友野有理が初の栄冠を手にした。友野はテンポの良い両ハンドで相手を揺さぶり、好機を確実に決めるプレーが光った。女子クラス9は石河恵美がバックハンドを主体にしたプレーで勝ち上がり、連覇を達成した。女子クラス10-Sは竹内望が2年連続で頂点に立った。決勝の青木とのサウスポー対決では接戦となった第1ゲームを制して流れに乗り、女王の座を手にした。

女子クラス6-7優勝の曽我

女子クラス8優勝の友野

女子クラス9優勝の石河

女子クラス10-S優勝の竹内

 ダブルスは男子クラス1-5で吉田信一/長島秀明ペアが優勝。準決勝の皆見/宇津木ペアとの一戦はゲームオールジュースにまでもつれる一戦となったが、苦しい試合を乗り越えて王座をつかんだ。男子クラス6-8は玉井英雄/八木克勝が初優勝。前回優勝の金子/芝崎ペアとの決勝は先に1ゲームを奪われながらも、コースを的確に突いたプレーで得点を重ね、逆転勝利を収めた。男子クラス9-Sは、垣田斉明/永下尚也が3連覇を達成した。前回に続いて岩渕/鈴木との決勝となったが、ラリー戦で優位に立った垣田/永下が勝利をつかんだ。
 女子クラス1-5は、藤原佐登子/茶田ゆきみが連覇を達成。両者ともに安定感のあるミスの少ないプレーで勝ち進み、決勝でも別所/石橋ペアに競り勝った。女子クラス6-Sは、石河恵美/工藤恭子が優勝。工藤の変化をつけたカットと機を見て攻撃を仕掛ける石河の連係プレーで3年ぶりの優勝を果たした。

男子ダブルス クラス1−5入賞者。左から藤井、佐藤、吉田、長島、皆見、宇津木

男子ダブルス クラス6−8入賞者。左から金子、芝崎、八木、玉井、武田、佐藤

男子ダブルス クラス9−S入賞者。左から鈴木、岩渕、垣田、永下、谷口、大平

女子ダブルス クラス1−5入賞者。左から茶田、藤原、石橋、別所

女子ダブルス クラス6−S入賞者。左から青木、時耕、石河、工藤、櫨山、赤坂

大会を支えたスタッフのみなさん

■各種目の入賞者
[シングルス]
男子クラス1-2

優勝 皆見信博(長野)
2位 細谷直生(茨城)
3位 新井孝太郎(新潟)
男子クラス3
優勝 吉田信一(東京)
2位 佐藤幸広(東京)
3位 鍋坂勇夫(大阪)
男子クラス4
優勝 宇津木孝章(長野)
2位 長島秀明(東京)
3位 坂崎浩樹(大阪)
男子クラス5
優勝 岡紀彦(岡山)
2位 土井健太郎(静岡)
3位 渡部敬二(愛媛)
男子クラス6
優勝 板井淳記(大分)
2位 七野一輝(東京)
3位 熊石克彦(和歌山)
男子クラス7
優勝 八木克勝(愛知)
2位 井上全悠(大分)
3位 金子和也(埼玉)
男子クラス8
優勝 玉井英雄(長野)
2位 立石アルファー裕一(福岡)
3位 阿部隼万(兵庫)
男子クラス9
優勝 鈴木伸幸(大分)
2位 岩渕幸洋(東京)
3位 佐伯修三(愛媛)
男子クラス10
優勝 永下尚也(福井)
2位 垣田斉明(熊本)
3位 中村剛(愛知)
男子クラスS
優勝 玉置修司(大阪)
2位 山田優(大阪)
3位 大向勝(大阪)
女子クラス2
優勝 富田百合子(東京)
 2位 小澤摩由美(長野)
 3位 西村亜佑子(熊本)
女子クラス3
優勝 藤原佐登子(愛知)
 2位 茶田ゆきみ(静岡)
 3位 中井美穂(大阪)
女子クラス4
優勝 吉海美代子(東京)
2位 柏木杏(長野)
3位 石橋栄(大阪)
女子クラス5
優勝 別所キミヱ(大阪)
2位 渡部真理子(愛媛)
3位 岩隈美穂(愛媛)
女子クラス6-7
優勝 曽我美枝子(東京)
2位 藤本けい子(埼玉)
3位 野平正子(愛知)
女子クラス8
優勝 友野有理(兵庫)
2位 廣兼めぐみ(山口)
3位 芝内篤子(広島)
女子クラス9
優勝 石河恵美(神奈川)
2位 間瀬ふじ子(愛知)
3位 織田かよ子(広島)
女子クラス10−S
優勝 竹内望(千葉)
2位 青木佑季(北海道)
3位 工藤恭子(熊本)
















 

[ダブルス]
男子クラス1−5

優勝 吉田信一/長島秀明(東京)
2位 佐藤幸広/藤井和彦(東京)
3位 皆見信博/宇津木孝章(長野)
男子クラス6−8
優勝 玉井英雄/八木克勝(長野/愛知)
2位 金子和也/芝崎琢也(埼玉/東京)
3位 佐藤泰巳/武田宜久(東京/埼玉)
男子クラス9−S
優勝 垣田斉明/永下尚也(熊本/福井)
2位 岩渕幸洋/鈴木伸幸(東京/大分)
3位 谷口英雄/大平悟(山口)
女子クラス1−5
優勝 茶田ゆきみ/藤原佐登子(静岡/愛知)
2位 別所キミヱ/石橋栄(香川/大阪)
女子クラス6−S
優勝 石河恵美/工藤恭子(神奈川/熊本)
2位 時耕佐知子/青木佑季(北海道)
3位 櫨山多津江/赤坂美千代(福岡)

■障害の程度とクラス


今大会の模様は卓球レポート1月号(12/20発売)に掲載。
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