男子シングルス3回戦には丹羽、村松が登場。丹羽はグロート(デンマーク)を逆転で破り、4回戦へと駒を進めた。村松は荘智淵に破れ、3回戦敗退となった。
<男子シングルス3回戦>
丹羽 -9,-8,6,7,8,1 グロート(デンマーク)
荘智淵(中華台北) 7,1,3,8 村松
丹羽はグロートと対戦。「調子が良くなかった」と語ったように第1、第2ゲームは動きに固さが見られてグロートにゲームを連取された。しかし、第3ゲームからはフォア前へのストップレシーブからの展開で得点を重ねるなど、サービス・レシーブで流れをつかむ始めて逆転勝利。試合後は「しっかりと足を動かして打てば入るボールに対して、動き切ることができずにミスをする場面がありました。調子があまりよくない中で凡ミスをしないように粘り強くプレーした点が良かったと思います。また、左利きの選手はフォア前とバックロングへのサービスが嫌だと思うので、そこを攻めるようにしました」と、試合を振り返った。
村松は荘智淵(中華台北)と対戦。格上を相手に第1ゲームから先手を奪いたいところだったが、村松のカットに対して、長短をつけたカット打ちで前後に揺さぶる荘智淵の前に、試合のペースをつかむことができず7-11で先制された。続く第2ゲームは攻撃を織り交ぜるなど、荘智淵を崩そうとするが、精度の高いプレーを続ける荘智淵に1-11でゲームを奪われた。第3、第4ゲームも荘智淵が試合をコントロールする展開が続き、0対4で敗戦。村松は「ビデオなどで研究していましたが、相手の得意な方のコースに打ってしまいました。打ち合いになったら相手は絶対にミスをしないくらい安定感があるのでそういったところで勝負をせずに戦術を転換することが必要でした。戦術面は自分の課題なので今後もっとうまくなりたいです」と、敗因とこれからの課題を語った。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
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