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ライオンジャパンオープン4日目⑫ 【女子ダブルス】陳幸同/孫穎莎が頂点に立つ

女子ダブルス決勝は陳幸同/孫穎莎(中国)が田志希/梁夏銀(韓国)をゲームカウント3対2で破り、見事頂点に立った。
 
陳幸同(左)/孫穎莎が劇的な逆転勝ちで頂点に立つ

田志希(左)/梁夏銀は2ゲームを連取したが優勝ならず

 中国の若手ペアと韓国ペアによる一戦は、中国ペアが第1ゲームをリードする。フットワークの良さが目立った中国ペアがラリー戦で打ち勝つケースが目立ち8-5とリード。しかし、相手のサービスが甘くなったところを梁夏銀がフリックで攻めて得点するなど、台上でうまさを見せる韓国ペアが点差を詰める。韓国ペアは8-10とゲームポイントを握られるも中国ペアのバックサイドを突いて強打を防ぐコース取りの良さが光り、逆転。4連続得点を挙げて第1ゲームを先制した。
 これで流れをつかんだ韓国ペアは第2ゲームも試合を優位に進める。ラリーの中で右利き同士の中国ペアをバックサイドに詰めて、オープンなフォアサイドにボールを送るなど、コースを突いた的確な攻撃で得点を重ねる。対する中国ペアはフットワークの良さでラリーを制する場面もあったが、緻密なプレーを続ける韓国ペアの前に終盤はプレーに粗さが出てゲームを連取された。
 後がなくなった中国ペアだが、第3ゲームはツッツキレシーブから相手のミスを誘うなど、リードを広げる。韓国ペアは台上技術にミスが目立ち、3-11でこのゲームを落とした。
 第4ゲームも試合の主導権を握ったのは中国ペア。陳幸同のチキータからの展開で得点を重ねるなど、積極的な攻撃から得点を重ねてスタートからリードを保ち続ける。最後はラリー戦の中から梁夏銀のドライブを陳幸同がカウンタードライブで得点。中国ペアが2ゲームを取り返して勝負の行方は最終ゲームにもつれた。
 最終ゲームは序盤から接戦が続くが、サービスからの展開で3球目強打を決めるなど、台上技術が安定してきた中国ペアがリード。台上で先に攻めるケースも増え、一気に韓国ペアを突き放す。一方の韓国ペアは逆転の糸口を見つけたいところだが、台上、ラリー戦と、得点パターンが見いだせない。最後まで中国ペアがリードを保ち11-5で勝利。20歳の陳幸同、16歳の孫穎莎の若手ペアが見事、女子ダブルスの栄冠に輝いた。


<女子ダブルス決勝>
陳幸同/孫穎莎(中国) -10,-8,3,7,6 田志希/梁夏銀(韓国)

今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017:http://japantabletennis.com/japanopen2017/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/

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