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インターハイ三冠王渋谷浩が見た郡山大会<1> 男子学校対抗準決勝

【男子学校対抗準決勝】

■愛工大名電(愛知) 3-0 希望が丘(福岡)

 この試合では、愛工大名電が要所をしっかりと締める王者らしい戦いが光りました。各選手が自分の役割をしっかりと理解してプレーしていたと思います。トップの木造は昨日、敗戦を喫しましたが、今日の試合ではその不安を感じさせないエースらしいプレーでルーキーの阿部を破りました。愛工大名電は木造のほかにも高見、田中、宮本と戦力的に非常に充実しています。対戦相手からすると、どのチームも多少強引なプレーをしないと得点につながらないケースが多く、ハイリスク・ハイリターンになってしまいがちです。一方の愛工大名電の選手はそこまでリスクをおかさなくても堅実なプレーで得点をすることができるので、そういったそつのなさというのが愛工大名電のチームとしての強みといえるでしょう。また、相手のファインプレーに対しても動じず、各選手が自信を持って戦っているのが垣間見えます。技術に裏打ちされた「ぶれない強さ」というのも愛工大名電の選手の特徴だといえるでしょう。ここまで失点をする場面もありますが、順調な勝ち上がりを見せているので、明日の決勝にも注目したいですね。
 一方の希望が丘は優勝した2013年以来、4年ぶりのベスト4進出と総力を結集して上位に勝ち進みました。3年生の蛭田、永田らを中心に、ルーキーの阿部、杉本ら、新戦力も加わって総合力で勝ち上がってきました。チームとしてうまく力を発揮できるような指導をしてきた石田監督の手腕も良かったと思います。

 

■遊学館(石川) 3-2 野田学園(山口)

 この戦いは、非常に熱い戦いでした。野田学園としては、1番で竹﨑が接戦での勝負強さを見せて三上を破り、2番で1年生の戸上が出雲をキレのあるプレーで破って非常に良い形でダブルスに持ち込ました。非常に良い形でダブルスを迎えましたが、ダブルスでの敗戦が痛かったですね。一方の遊学館は最後まで強気のプレーを崩さなかったことがダブルスの勝利につながりました、一貫して攻めの姿勢で、打球点の高いプレーが目立ちました。
 迎えた後半は遊学館の5番の五十嵐が勝利して、4番の川村対沼村の一戦に勝敗の行方が託されましたが、この場面で遊学館の川村の強気のプレーが沼村を上回りました。川村は沼村のつなぎのドライブに対して上からたたきつけるような強打を何度も決めて試合を優位に運びました。一方の沼村は、勝敗の決まる場面で固さが見られました。打球点が落ちたドライブを川村に狙い打たれるケースが多く、ラリーで後手に回ってしまったのが敗因だと思います。最終ゲームはリードをされた場面から追いつきますが、追い越すまでにはいたらず気持ちの部分でも後手に回ってしまった感がありました。野田学園は2年続けて決勝に進出してきましたが、勝ち続けることの難しさを感じさせる一戦でもありました。野田学園の来年以降の戦いに期待したいです。
 遊学館は非常に勢いのある勝ち方で初の決勝進出を決めました。決勝では王者の愛工大名電にどのような戦いを見せるのか。一方の愛工大名電がその挑戦をどのように受けるのか、その点に注目してもらうとより見応えのある決勝となると思います。

 

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渋谷浩
平成11年度全日本チャンピオン
第52回インターハイ名古屋大会(1983年)
学校対抗優勝(熊谷商業)、男子シングルス2位、男子ダブルス優勝
第53回インターハイ横手大会(1984年)
学校対抗優勝(熊谷商業)、男子シングルス優勝、男子ダブルス優勝
第54回インターハイ鶴来・野々市大会(1985年)
学校対抗優勝(熊谷商業)、男子シングルス優勝、男子ダブルス優勝
 

 


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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
平成29年度全国高等学校総合体育大会:http://2017soutai.jp/
全国高等学校体育連盟卓球専門部:http://www.koutairen-tt.net/
今大会の模様は卓球レポート9月号(8/20発売)に掲載予定です。
 

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